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GeForce RTX 5090/5080搭載カード発売騒動で見えた、PCパーツ店舗のジレンマ:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
ウワサされていた、NVIDIAの次世代ハイエンドGPU「GeForce RTX 5090/5080」を搭載したグラフィックスカードの販売が解禁された。が、その直前に購入希望者が店舗近くの幼稚園に侵入するなどのトラブルが起きてしまった。その背景には、さまざまな事情が絡んでいる。
枯渇するRTX 5090/5080 それでもBTOなら入手性がグンと上がる
1月31日夕方時点において、秋葉原電気街でGeForce RTX 5090/5080カード単体を入手するのは、ほぼ絶望的な状況といえる。ただしBTOモデルであれば、搭載マシンが比較的早め、かつ確実に手に入るかもしれない。
BTOマシンを取り扱うPCパーツショップを見て回ったところ、GeForce RTX 5080カードを採用するモデルなら比較的在庫が残っているケースが多かった。
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ただし、即納となるとやはり厳しそうだ。TSUKUMO eX.は「現在の在庫状況をみると、31日のうちに在庫切れとなる見込みが高いですね」という。
パソコンSHOPアークも「単品販売用のカードとBTO用の入荷数を比べると、やっぱりBTO用の方が多いですから。それでもRTX 5090カードはまだ供給量が圧倒的に足りませんし、RTX 5080も安定するのはもうちょっと時間がかかりそうです」と話していた。
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