歴代Windowsのパッケージとシャットダウン音のショート動画が公開される/「Google スプレッドシート」が最大50%高速化 貼り付けやフィルター設定など:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月2日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Windows 11がMIDI 2.0をフルサポート Canaryチャネルで展開中
Microsoftは2月5日、Windows 11 Insider Preview Build 27788をCanaryチャネルで公開した。このバージョンでは「Windows MIDI Services」がパブリックプレビューとして含まれている。
MIDIは、1983年に初めてリリースされた標準規格で、ほぼ全ての電子音楽機器でサポートされている。音符情報の記録と再生、ステージライトとエフェクトの制御、大規模会場でのミキサーの同期など、さまざまな用途で使用されている。MIDIプロトコル自体はオーディオとは関係のない規格ながら、音楽制作には不可欠なものとなっている。
2020年にリリースされた最新の「MIDI 2.0」は、速度と忠実度の向上、楽器のコントロールの向上、楽器間の双方向の会話とネゴシエーション、検出、USBタイミングの向上などが図られている。
今回のビルドでサポートされた「Windows MIDI Services」は、MIDI 2.0だけではなく、「MIDI 1.0」の最新の実装も含んだ新しいMIDIスタックだ。Arm64を含む全てのプロセッサの64bit OSで動作する。Windows MIDI Servicesの主な利点は下記の通り。
- MIDI 2.0をフルサポート
- 高速なトランスポート
- MIDI 1.0とMIDI 2.0の両方をフルサポートする、より高速なUSB MIDI
- 全てのエンドポイントがマルチクライアントになり、複数のアプリが同時にデバイスを使用できるようになる
- エンドポイントとポートの改善
- SDKが使用するアプリのタイムスタンプ付き送信メッセージと受信メッセージのサービス内スケジューリングが可能に
- ループバックとアプリ間MIDIを内蔵
- MIDI 1.0とMIDI 2.0を自動変換
- アプリで利用できるデバイスメタデータが大幅に増加
- デバイスの追加/更新/削除の通知を改善
- WinMM(MME)MIDI 1.0 API(および将来の WinRT MIDI 1.0)との下位互換性により、アプリの変更なしで新しい機能を導入可能。MIDI 1.0機能レベルで MIDI 2.0デバイスにアクセスすることもできる。
Windows MIDI Servicesを利用するアプリは、Windows MIDI Services App SDK を介して実行される。SDKは、GitHubから入手できる。ただし、まだ署名されていないリリースのため、インストール時に警告が表示される。
Googleが「OneDrive」から「Google ドライブ」へのデータ移行機能を提供開始
Googleは2月4日、Google Workspaceの管理者がOneDriveのデータをGoogle Driveに転送できる機能の一般提供を開始した。この機能は、2024年10月にオープンβとして提供されていたものだ。
ビジネス向けに提供されているGoogle Workspaceの特権管理者(Super Admin)向け機能で、最大100ユーザーのファイルを一度に移行できる。また、一般提供開始にあたり、以下の機能も追加された。
- 特定の日付の範囲のデータのみを指定
- 特定のファイル形式と大きなファイルを除外
- IDマップのアップロードをスキップし、代わりにGoogleが移行元ユーザーと移行先ユーザーを自動的にマッピング
本機能は2月4日から段階的に展開が開始されている。
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