軽量ボディーを採用、10点マルチタッチに対応したサンワサプライの15.6型モバイルディスプレイ「DP-06」を試す:モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)
サンワサプライから、タッチ操作に対応した15.6型のモバイルディスプレイ「DP-06」が発売された。試して分かったアレコレをまとめた。
サンワサプライの「DP-06」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。10点マルチタッチに対応しており、タッチ操作環境を手軽に構築できるのが特徴となる。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
スタンド一体型のボディーは軽さも売り
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセルだ。非光沢のIPSパネルを採用しており、視野角は水平/垂直共に170度、輝度は250ニト、コントラスト比は800:1、応答速度は30ms、リフレッシュレートは60Hzとなる。さらに10点マルチタッチに対応しているのが売りとなる。
ボディーは樹脂製で、金属製の製品と比べると質感はややチープだが、剛性は十分にあり、ひ弱な印象はない。ちなみに、背面にはVESAマウントに固定するための75mmピッチの穴が空いているが、4つではなく2つということで、こちらは強度的にやや不安はある。
スタンドは背面に固定されており、未使用時は折りたたむ構造になっている。無段階で可変するので、角度の調整は容易だ。一般的に、タッチ対応のディスプレイは画面を支える力に押し負けないよう、スタンドに一定の強度が必要とされるが、本製品はそうした心配も無縁だ。
接続方法はHDMIとUSB Type-C×2で、USB Type-Cポートの1基は充電専用となっている。イヤフォンジャックも備え、背面にはスピーカーも搭載するなど音声出力系は充実している。
重量は公称値で約670g、実測で656gだった。スタンド込みの重量としては軽く、本製品の1つの売りになる部分だ。ボディーが金属製ではなく樹脂製であることが、軽量化に一役買っていると考えられる。
付属品はHDMIおよびUSB Type-Cケーブルに加え、USB Standard-A→USB Type-Cケーブル、持ち運び用のポーチがセットになる。ネオプレイン素材のポーチの厚みは最低限で、なおかつサイズがきつく入れにくいのがネックだが、耐衝撃性に支障はなさそうだ。
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