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着脱式デュアルキーボード搭載、“変態”する8.8型ノートPC「ONEXPLAYER G1」を見てきた(2/2 ページ)

変身やトランスフォーム、メタモルフォーゼという言葉に魅了される人は多い。中国One-Netbookから登場した「ONEXPLAYER G1」は、そのような人たちに刺さるUMPCだ。国内正規代理店のテックワンがメディア向けに初披露したので、その様子を紹介する。

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触ってみた印象は?

 写真では分かりづらいが、キリッとした黒いボディーが好印象だ。アルミニウム合金製のミドルフレームは、ヒヤッとした感触が良く高級感がある。物理キーボードはこれまでのONEXPLAYER 2やONEXPLAYER X1シリーズと違って金属製なのでチープ感が薄れている。

ONEXPLAYER G1の左側
ONEXPLAYER G1の左側面。microSDメモリーカードスロットが見える
ONEXPLAYER G1の右側
右側には指紋認証センサー兼用電源ボタンと通知LEDを搭載する
後ろ側
後方には端子類が集中している。OCuLink端子を使えば外部GPUボックスとつなげられるので、より高いパフォーマンスを得られる
ONEXPLAYER G1とONEXPLAYER X1 Miniのキーボード
写真上がONEXPLAYER X1 Miniのキーボードで、写真下がONEXPLAYER G1のキーボード。キーピッチなどサイズ感はほとんど変わりないが、金属製で高級感がある。ただ指紋や手の跡が気になる

 キーボードを取り外して現れるコントローラー部分を見るとは、左右にあるフチの段差が気になりそうだ。しかし、操作していて違和感はなかった。同席した記者たちの指さばきも眺めていたが、同様にやりづらそうに見えなかった。

 トリガーボタンのある上部には厚みがあって握りやすい。ただ、プレイスタイルによっては本体を支える指が疲れることもありそうだ。

厚みのあるリニアトリガー
リニアトリガー部分には厚みがあり握りやすい
1人の記者がプレイしている様子
来場している記者がプレイしている様子を撮影させてもらった。マイクロスイッチとトリガーボタンに指をかけるスタイルでは薬指と小指で本体を支えることになるので、指がつりそうになるとのこと

 バーチャルキーボード分離型のおかげで、女性でも中央のキーに指が届くだろう。

指が届く
分離型なので、中央のキーに指が届く

 バーチャルキーボードとタッチパッドの切り替えは物理スイッチで行う。キーボードの文字はプリントされているため消せないが、タッチパッドに切り替えたときにバックライトを消灯できる。

 また、スイッチを押すごとに、「タッチパッドオン、キーボードオフ」または「タッチパッドオフ、キーボードオン」の文字がディスプレイにポップアップ表示される。

物理スイッチ
バーチャルキーボードとタッチパッドを切り替えるスイッチ。ONEXPLAYER G1では、全体的に物理スイッチが多く、直感的に操作できる
バーチャルキーボードとタッチパッドの切り替えの様子。タッチパッドモードでの反応は意外と良い
細かなカスタマイズの行えるOneXConsole
キーボードも含め、コントローラーや天板など、LEDエフェクトを細かくカスタマイズできるOneXConsole

 海外のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」でONEXPLAYER G1を早々に手に入れた人からは「(物理)キーボードがスリムだからか熱でゆがむ」「タイピング中にポゴピンとの接続が切れる」といった報告が挙がっており、筆者もその点が気になっていたのだが、今回触った機種ではそうした不具合が見られなかった。

 天空の山田拓朗社長は「One-NetbookのワンCEOもその問題を把握しており、改良版を作っている。国内では改良版を取り扱う」とコメントしていた。

天空の山田拓朗社長
天空の山田拓朗社長

 最もグレードの高いモデルで26万円超ということで、「ポータブルゲーミングPCに26万円……」と気後れしそうだが、ノートPCなら30万円超の価格でもおかしくないスペックである。またバッテリーをいたわる機能があることから、長く使い続けられるだろう。

 何より、デュアルキーボード仕様や高いカスタマイズ性など所有欲を満たすギミックを搭載している。実店舗のハイビーム秋葉原での展示が始まっているので、気になる人は試しに行くのも良いかもしれない。

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