メーカー担当者が解説! 自作PCパーツの“あるある”トラブルを避けるためにできること:ASK★FES 2025(2/4 ページ)
PCパーツ代理店大手のアスクが、自作PCパーツに関するイベントを約2年ぶりに開催した。主要なPCパーツメーカーが登壇したトークショーでは、PCパーツのトレンドや「自作PCに関する疑問」に関して答える場面も見受けられた。
ASUS製グラフィックスカードの魅力は?
その後、同じステージを使ってASUS JAPANによるPRステージが行われた。先ほどのステージにも登壇した市川氏が、同社の「GeForce RTX 50シリーズ」「Radeon RX 9000シリーズ」搭載グラフィックスカードの魅力を紹介した。
ASUSのグラフィックスカードには複数のブランドが存在するが、GeForce RTX 50シリーズの登場に合わせて最上位ブランドとして「ROG Astral」が加わった。
シリーズは水冷を採用した「ROG Astral LCシリーズ」と、空冷のみのとなる「ROG Astralシリーズ」に大別できるが、現時点ではROG Astral LCシリーズではGeForce RTX 5090搭載の「ROG Astral LC GeForce RTX 5090」のみが存在する。
ROG Astral LC GeForce RTX 5090の水冷システムは360mmラジエーターと3基のファンが採用されており、高い冷却性能を実現している。
一方、空冷のROG Astralシリーズは、GeForce RTX 5090搭載の「ROG Astral GeForce RTX 5090」モデルに加えて、GeForce RTX 5080搭載の「ROG Astral GeForce RTX 5080」を用意する。いずれも4連ファンを搭載し、羽根(フィン)の間隔を最適化し、ヒートパイプを沈みこませるベイパーチャンバー構造を取ることで高い冷却性能を実現したという。
GPUのヒートスプレッダーを“磨く”ことで、熱効率を向上させるMaxContactヒートスプレッダーやグリスの代わりに相変化素材GPUサーマルパッドなどのASUS独自技術が採用されている。
空冷モデルのROG Astral GeForce RTX 5080/5090の特徴。背面側にもファンを追加することで風量をより多くしただけでなく、放熱効率を高めるための工夫を複数凝らしていることも特徴だ(クリック/タップで拡大)
信頼性や耐久性を重視する「TUF Gaming」ブランドでは、GeForce RTX 5070/5070 Ti/5080/5090搭載モデルの他、Radeon RX 9070/9070 XT搭載モデルが用意されている。今後、GeForce RTX 50シリーズ搭載モデルは追加予定がある。
本ブランドのグラフィックスカードでは、部品に「ミリタリーグレード」のものを採用することで高い信頼性と長寿命を実現している。3連ファンは両端の2基は反時計回りに、中央の1基は時計回りに回転させることで「乱流」を減らしている。
メインストリームを担う「Prime」ブランドでは、GeForce RTX 5070/5070 Ti/5080搭載モデルの他、Radeon RX 9070/9070 XT搭載モデルが用意されている。こちらも、GeForce RTX 50シリーズ搭載モデルの追加予定がある。2.5スロット設計で、コンパクトなケースに収めやすい「SFF(Small Formfactor) Ready」であることが大きな特徴だ。ベイパーチャンバーやMaxContact Designなど、上位モデルで利用されている技術の多くが使われているのも魅力だ。
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