視野角がグンと広がり暗視性能も強化 Ringの屋外用ネットワークカメラ「Outdoor Cam Plus」を既存モデルと比較して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/4 ページ)
Amazon傘下のRingから、屋外用ネットワークカメラの新モデル「Outdoor Cam Plus」が発売された。従来モデルや上位モデルと比べて分かった違いをまとめた。
Ringの屋外用カメラに新製品「Outdoor Cam Plus」が登場した。同社の屋外用カメラはこれまで、センサーライトを搭載しバッテリーを2個内蔵可能な上位モデル「Spotlight Cam Plus」と、標準モデル「Stick Up Cam Battery」があったが、本製品はその中間を埋める存在だ。
本製品はバッテリーモデルと電源アダプターモデルがあり、今回は筆者が購入したバッテリーモデル(ホワイト)について試用レポートをお届けする。
なお以下の機能紹介は有料プラン契約済みであることを前提としているので、ご了承いただきたい。
従来モデルより一回り大型化
本製品の外観は、下位にあたる標準モデルであるStick Up Cam Batteryとほぼ同一だ。底面と背面に付け替えられるスタンドを搭載していることや、交換式バッテリーを採用するのも同様である。
しかし、サイズやスペックなどは大きく変化している。まずボディーサイズは一回り大きくなり、直径は約6cmから約6.7cmになり、高さは約9.7cmだったのが約12.8cmと、約3cmも大きくなっている。
従来なかったギミックとして、スタンドに伸縮機構が追加された。従来モデルで、本体とスタンドをつなぐボールジョイントで変えられる角度がほんのわずかだったが、本製品はこの伸縮機構を併用することで、ダイナミックに上や下に向けられる。固定方法にやや難があるものの(詳細は後述)、可動範囲の狭さがこれで解消されたことになる。
またオプションのソーラーパネルを接続する本体の給電用ポートが、専用形状からUSB Type-Cへと改められた。これまでは変換アダプターを用いてソーラーパネルのUSB Type-Cを専用コネクターに変換していたので、それが不要になったことでシンプルな配線が可能になっている。
交換式バッテリーは従来と共通の規格で、相互に入れ替えも可能だ。本製品と同時に発表されたドアベル「Ring Battery Doorbell」はバッテリーが内蔵式に変更されていたが、本製品で採用されているのを見る限り、規格自体がなくなるわけではなさそうで、既存モデルのユーザーは一安心だ。
もっとも、バッテリーの充電ポートはUSB microBのままで変わらない。USB Type-Cにモデルチェンジするとなると他製品にも影響するので簡単ではないだろうが、本製品は本体側の給電ポートがUSB Type-Cに差し替わっているので、1の製品にUSB Type-CとUSB microBが共存するというおかしな状態になっている。そろそろ潮時ではないかと感じるのは、筆者だけではないだろう。
バッテリーの充電ポートはUSB microBであるため、付属品に含まれる充電ケーブル(写真右端)もUSB microB仕様だ。一方で本体の給電ポートはUSB Type-Cという、ややこしい状態になっている
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