「Galaxy Ring」は軽量設計で便利に使えるスマートリングだった(1/2 ページ)
サムスン電子の「Galaxy Ring」は、いわゆるスマートリングとしては比較的後発の製品だ。それだけに、従来のスマートリングの課題をある程度解消できているのが特徴だ。
ここ1年ほどで、知名度が高まってきた感のあるスマートリング。一時期は「Oura Ring」ぐらいしか選択肢はなかったが、今では「Amazfit Ring」や「RingConn 2」「SOXAI RING」「スマートリカバリーリング」など、さまざまなスマートリングがリリースされている。
そんな中でも、Oura Ringと並んで高い知名度を誇っているのが、サムスン電子の「Galaxy Ring」だろう。日本では2025年2月に発売されたGalaxy Ringだが、長い間在庫不足が続いていた。しかし、最近ではそれも落ち着いたようだ。
そこで今回、Galaxy Ringを筆者が普段利用している「Oura Ring Gen3」と比較しつつ、何ができるのかを紹介したい。
「Galaxy Ring」はどんなスマートリング?
「指に装着するウェアラブルデバイス」たるスマートリングは、スマートウォッチと比較されることも多い。しかし機能面をよく見ると、スマートリングはどちらかというとスマートバンドの指輪版と考えたほうがいい。
Galaxu Ringはそんなスマートリングの1つで、スマートフォンとはBluetoothで接続する。その名前から「Galaxyスマホ専用なのかな?」と思うかもしれないが、他社のAndroid 11以降を搭載するAndroidスマホでも利用できる。ただし、全機能を使えるのはGalaxyスマホと組み合わせた場合のみのみとなる。残念ながらiPhoneでは利用できない。
指輪型でサイズの調整はできないので、しっかりとサイズを確認した上で購入する必要がある。「小さくてはめられないと困るので、このくらいでいいだろう」と大きめのサイズを選んだりすると、心拍などが正しく計測できなかったり、すっぽ抜けてしまう可能性もあったりするからだ。
サムスン電子の直販サイト、あるいは一部の大規模量販店では「Sizing Kit(サイジングキット)」で適するサイズを事前に確認ができる。指のサイズは、1日の間でもかなり変化するので、24時間装着して問題ないサイズを選ぶようにしたい。
飾り気のないシンプルなデザインが特徴
Galaxy Ringは、飾り気のないシンプルなデザインが特徴だ。
スマートリングは、正確な計測のためにセンサー部が指の腹側にくるよう装着する必要がある。本製品はシンプルなデザインのため、外観からはセンサーの位置が分かりにくいが、センサー部に装着の目安となる印が入っている。
重さは実測で2.8gと非常に軽量だ。Oura Ring Gen3も実測で3.4gと軽量ではあるのだが、このサイズでは「0.6gの差」は意外と大きく、思った以上にはっきりと重さの違いを感じる。また、Galaxy Ringは幅が狭く、厚みも薄いので指の動きの邪魔にもなりにくい。
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