まさかの「スキャナー不要説」が飛び出して会場はヒートアップ! 7年ぶり開催の「ScanSnapユーザーミートアップ2025」潜入レポート(1/4 ページ)
7年ぶりに「ScanSnapユーザーミートアップ2025」が開催された。新製品「ScanSnap iX2500」の紹介の他、ScanSnapとAIがどのように関係してくるのか、それによってどのように“ゴミ”データが価値を生み出すのかトークセッションが繰り広げられた。
6月24日に、PFUがドキュメントスキャナーの新製品「ScanSnap iX2500」(以下、iX2500)を発表した。その同日、実に7年ぶりとなる「ScanSnapユーザーミートアップ2025」がベルサール秋葉原(東京都千代田区)で開催された。
対象者はScanSnapアンバサダーに登録しているユーザーで、募集を開始した当初は100席を予定していたが、すぐに埋まってしまったため、後日30席を追加募集した。こちらも追加日に埋まるという人気ぶりだった。
イベントはYouTubeでライブ配信されたり、iX2500の実機展示やタッチアンドトライコーナーがあったり、トークセッションもあったりと盛りだくさんで、途中「それならスキャナーいらないでしょう」という話題まで飛び出して盛り上がった。そんな本イベントの模様をお届けしたい。
いつどこでもスキャンを可能にする「ScanSnap iX2500」
ユーザーミートアップは、ポッドキャストやYouTubeチャンネル「ガジェタッチ」の弓月ひろみさんとリンクマンさんが司会進行を担当して進められた。
まずiX2500を紹介したのは、PFUの今村博貴さん(ドキュメントイメージング事業本部 スキャナー開発統括部)だ。
iX2500は、2021年1月19日に登場した「ScanSnap iX1600」の後継機となるフラッグシップモデルだが、さまざまな点で進化した「次世代スキャナー」だという。
詳細は、発表会レポートをご覧いただくとして、独自に開発したSoC「iiGA」によるハードウェア面でのパワーアップと、スキャン設定の保存先を本体からPCやスマートフォンなどへ移行するなどソフトウェアの強化/最適化が前モデルとの大きな違いとなる。
また、AIのパーソナライズ化が加速している現在、リアルとデジタルの境界を超える、橋渡しをする役割がスキャナーにも求められている。これからのスキャナーには場所を問わず誰でも簡単に、どんなデバイスでもスキャンできるようなニーズが高まっており、iX2500はこのニーズへ応える製品の第一歩となる。
乾杯の音頭を取ったのは、ScanSnap/HHKBプロモーション部長 平井将也さんだ。「沢山の方に集まっていただいて、本当にうれしく思います」と感情を吐露した後、次のように続けた。
「7年ぶり、ということで何となく予想されていた方もいらっしゃると思います。逆に、どうして7年もかかったんだよ、というお声もあるかと思います。でも、今回の製品は本当に苦労して生み出した“難産品”ですし自信作でもあります。会場の後方に実機があり、アテンドしているのはほぼ開発部の人間なので、要望などありましたら、ぜひお伝え下さい。ただし、お手柔らかにお願いしますね!」(平井さん)
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