動画編集ソフト“AviUtl2”が公開される 編集画面を刷新、64bit対応など 作者「ゼロから作り直した」
AviUtlの新バージョン「AviUtl ExEdit2 beta1」(version2 beta1)が7月7日に突如として公開され、ネット上で大きな話題となっている。
フリーウェアの動画編集ソフト「AviUtl」の新バージョン「AviUtl ExEdit2 beta1」(version2 beta1)が7月7日に突如として公開され、ネット上で大きな話題となっている。8日午前9時時点で、Xでは「Aviutl2」がトレンド1位となっている。
AviUtl ExEdit2 beta1は、前バージョンのAviUtlと拡張編集をまとめて新しくゼロから作り直したツールといい、64bit環境への対応やインストーラー版の公開、編集画面の刷新など、多くの更新が行われている。
動作環境はDirectX11.3とAVX2が利用できるWindows 10以降のOSで、搭載するグラフィックスカードによっては動作しない場合もあるという。AviUtl向けに作られたDLLを利用しないスクリプトや入出力プラグインについては、ある程度の互換性があるとしている。
開発者のKENくん氏は自身のWebサイト上で「AviUtlと拡張編集を纏めて新しくゼロから作り直したツールのテスト版を公開しました。まだ実装が足りなかったり設計の違いから互換対応出来ない部分もありますが基本的な編集はできるかなと思いますので、いろいろ試してもらえると幸いです」とコメントしている。
AviUtlはKENくん氏が個人で開発している動画編集ソフト。動作が軽量で、有志が作成した「プラグイン」と呼ばれる追加機能によって複雑な編集作業も行えることから、2000年代後半からニコニコ動画のクリエイターなどを中心に大きな人気を集めていた。2019年に6年ぶりとなるバージョンアップが行われ、当時も話題になった。
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