数え切れないほどPC/ガジェットに触れてきたが「本質は変わっていないのでは?」と気が付く、私のPC遍歴30年:私のPC遍歴30年(3/5 ページ)
「あー、こんなPCやガジェット、あったあった」と、楽しみながらご覧いただけますと幸いです。
iPodをきっかけに、Macの世界へ
さて、いよいよMacの世界に踏み入れます。もともとはiPodがきっかけでした。それまでも「MP3プレイヤー」なるものを使っていましたが、iPodの使いやすさに感動し、それをきっかけにAppleに興味を持ちました。しかし、まだまだMacは高価だったこともあり、購入するハードルは高かったです。
そんな中、発売されたのがMac miniです。2005年のことです。5万円台から購入でき、Mac入門機にはピッタリの機種でした。まさに私がズバりハマってしまったわけですが、これを機に、Macが主体のPCライフになります。
この当時、MacのCPUはPowerPC系でした。「速度が出ない、発熱がすごい」と、なんだか最近も聞いたことのあるような話ですが、そんな中、PowerPCからIntel に切り替えるという衝撃のアーキテクチャ切り替えがありました。2006年のことです。
これにより、Mac上でネイティブにWindowsが動作するようになりました。
こうしたこともあり、「PCを購入するなら、MacもWindowsも動くMac本体を買うべき」という判断が続きます。相変わらず、Mac miniやMacBook Proなどを買い換えていましたが、どうしてもMac Pro(デスクトップ機)が欲しく、なんとか購入しました。
購入したのはMac ProのEarly 2008モデル。円高の時代です。過去の記事を探すと、最小構成は28万7850円だったようです。現在のMac Pro(M2 Ultra)は、104万8800円〜です。隔世の感がありますね。
拡張性が非常に高く、HDDを大量に搭載したり、SSDに変更したり、メモリを増設したり、グラフィックスカードを差し替えたりと、かなり長い間メインマシンとして使っていました。
並行してドキュメントスキャナーや電子ペーパー沼へ
さて、そんな傍ら、今でも同じことをしているなぁと思うのが、ドキュメントスキャナーと電子ペーパーの利用です。いわゆる「自炊」(本の裁断とPDF化)を行い、電子端末で読むようになった。
手元の記録を見ると、2008年頃には自炊で定番といわれる裁断機を使っていました。それより前からカッターナイフ片手に裁断を行っていたので、私の自炊歴はもうすぐ30年になるのではないでしょうか。
ドキュメントスキャナーは記憶が曖昧ですが、外観からするとキヤノンの「DR-2050C」あたりの機種を使っていたと思います。その後、ScanSnapのソフトウェアの使いやすさに慣れてしまい、同シリーズを使い続けています。
社会人になってからは特に本を多く読むようになり、「本の置き場所確保」「どう取捨選択して残せばよいのか」「読んだ内容を血肉とするにはどうしたらよいか」を悩んでいました。それらの解決方法の1つとして、自炊を始めたというわけです。Kindleといった電子書籍が普及した現在でも、最終的な利便性を考えて紙の書籍を自炊することが多いです。
そして、電子ペーパー端末も数多く物色しています。ソニーの電子書籍端末「Reader PRS-T2」をよく使用していました。進む、戻るなどの物理ボタンがあり、6型なのに軽量(約164g)と、かなり使いやすかったです。
その後、ソニーのReaderシリーズ最終モデルとなる「PRS-T3S」や、なぜかいきなり無料配布された「楽天Kobo」「Amazon Kindle」、Androidベースの電子ペーパー端末「BOOX」など、電子ペーパーも相当数の端末を使っています。
読書専用ではなくメモ用の電子ペーパーだと、ソニーの「DPT-RP1」や、「reMarkable」という日本未発売の端末を使っていたこともあります。
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