144Hz対応でペン付き/タッチ操作もサポート! 5年保証の15.6型モバイルディスプレイ「LQG-156PW」を試す:モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)
中国EHOMEWEIから、15.6型でペン入力にも対応したモバイルディスプレイ「LQG-156PW」が登場した。実機を試して分かったことをまとめた。
タッチ操作およびタッチペンによる入力をサポート 縦置きは微妙
では実際に使ってみよう。接続方式は、USB Type-CかHDMIの2択だ。USB Type-Cは2ポートあるが、タッチ操作およびタッチペンによる入力を行う場合は中央寄りのポートを利用する。
画面については、正面から見ると十分な品質なのだが、斜め方向から見た時は暗く見えがちな傾向がある。QLEDを採用していた17型モデルと比べるとその差は明らかで、あまりIPSらしく見えない。USB Type-C接続の場合、デフォルトでは輝度は低く設定されるため、なるべく上げて使った方がよいだろう。
なお本製品のスタンドは後部に飛び出ている構造上、ノートPCを真横に設置してもケーブルは干渉しづらいのだが、本体を縦置きにするとケーブルが真上から飛び出る格好になり、見た目がよくないことに加え、安定性も横置き時と比べるといまひとつだ。一時的に使うだけならまだしも、縦置きを中心に使うようであれば、別の製品を選んだ方がよいだろう。
また本製品は、2つのUSB Type-Cポートを用いてのパススルー給電にも対応している。試しに本製品を100Wの充電器につなぎ、その先にノートPCをつないだところ、ノートPCからは60Wの電源に接続していると認識された。
これが本製品付属の最大30Wの充電器だと、ノートPCからは15Wの充電器とみなされ、やや力不足なので、ノートPCのバッテリーをきちんと回復させたければ、より出力の高い充電器を用いた方がよいだろう。
なお本製品はMicroB-ポートも搭載しており、マウスやキーボードを接続できる。もっともこの場合、フルサイズのUSBポートをMicro-Bに変換する必要があり、その変換アダプターは本製品には付属しないので、実際に使われることはあまりないかもしれない。
タッチ操作については、USB Type-Cの場合は接続するだけで利用できる。別のディスプレイがタッチによって反応してしまう場合は、コントロールパネルの「タブレットPC設定」で、タッチに用いるディスプレイを正しく指定すればよい。ちなみにHDMI接続でタッチ操作を行うには、信号伝送用のUSBケーブルを別途接続する必要がある。
さらにタッチペンも利用できる。付属のタッチペンはMPPプロトコル対応で、4096段階の筆圧検知と、45度の傾き検知に対応している。タッチペンを使う場合は、17型モデルと同様、本体を天地逆向きにすると安定した筆記が行える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
リアル2画面でタッチ操作/ペン入力にも対応! 5年保証の16型×2モバイルディスプレイ「XQ-160PF」を試す
イーホームウェイから、16型の2画面モバイルディスプレイ「XQ-160PF」が発売された。試して分かったメリット/デメリットをまとめた。
17型2.5KのEHOMEWEI製モバイルディスプレイを試す 5年保証でタッチやペンにも対応
中国EHOMEWEIから、17型でペン入力にも対応したモバイルディスプレイ「RQG-170PW」が登場した。実機を試して分かったことをまとめた。
実売2万円前後と格安ながら長期保証が付属! ASUS JAPANの15.6型ディスプレイ「ZenScreen MB169CK」を試す
ASUS JAPANから、15.6型のスタンダードなモバイルディスプレイ「ZenScreen MB169CK」が発売された。従来モデルからの変更点や強化点を中心にまとめた。
有機EL採用でスタイラスも付属! ペンタブレットのように使える4K対応15.6型モバイルディスプレイを試す
イーホームウェイの15.6型モバイルディスプレイ「O156DSR」は、前回紹介した17型モデル「E170DSR」と何が違うのか。実機を交えてチェックした。
量子ドット採用、付属のスタイラスでペンタブのようにも使える EHOMEWEIの17型モバイルディスプレイ「E170DSR」を試す
量子ドット方式を採用した17型のモバイルディスプレイ「E170DSR」をレビューする。付属のスタイラスタッチペンを用いたペン入力にも対応するなど、付加価値も多い一品だ。












