GPD、Ryzen AI Max+ 395搭載のWindowsハンドヘルドゲーミングPC「GPD WIN 5」を正式発表
GPD Technologyが、「GPD WIN 5」を正式に発表した。これはWindows搭載ハンドヘルドゲーミングPCで、CPUにRyzen AI Max+ 395を採用している。バッテリーを内蔵せず、外付けにするなど特異な一台となっている。
中国GPD Technologyは8月14日(現地時間)、Windows搭載ハンドヘルドゲーミングPC「GPD WIN 5」を正式発表した。
GPD WIN 5は、プロセッサにAMD Ryzen AI Max+ 395、GPUにAMD Radeon 8060S GPUを採用している。メモリはモデルによって32GB、64GB、128GB(LPDDR5X-8000)、ストレージは1TB、2TB、4TB(PCI Express 4.0×4 M.2 2280 SSD)から選択できる。
ディスプレイはネイティブランドスケープで、リフレッシュレートが最大120Hz、AMD FreeSync Premiumをサポートし、応答速度が6msの7型LTPS液晶ディスプレイ(1920×1080ピクセル)を搭載する。sRGB色域カバー率は100%だ。
内蔵バッテリーは廃止され、80Whの外付けバッテリーを取り付けるか、ハンドヘルドゲーミングPCとしては大きい180WのDC電源を接続して動作する。
インタフェースはUSB4、DisplayPort 2.1に対応したUSB 3.2 Gen2 Type-C、Type-C、USB 3.2 Gen2 Standard-Aを搭載する。また、読み取り最大毎秒160MB、書き込み毎秒最大120MBのmicroSDカードスロットの他、約17(幅)×15(奥行き)mmサイズの「Mini SSDカード」と呼ばれるストレージを挿入できるスロットも搭載する。Mini SSDカードは、PCI Express Gen4 ×1規格で、最大2TB容量、シーケンシャル読み書き速度最大1600MBと大容量かつ高速なデータ転送を行えるという。
ゲームパッド部分にはホール効果トリガー、静電容量式ジョイスティック、ABXYボタン、十字キーを搭載する。
電源ボタンは指紋認証センサー兼用、光学式ポインティングデバイスも搭載する。
大型のデュアルターボルファンと超伝導銅系複合毛細管構造を持つ4本のヒートパイプで、瞬間的に120WのTDPに耐えられる冷却性能を備える。
サイズは約267(幅)×11.6(奥行き)×24.21(高さ)mm、質量は約565g(バッテリーなしの場合。バッテリーを取り付けると915g)となっている。
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