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Googleの「Gemini」で新しい画像生成が利用可能に/生成AIを使ったランサムウェアが初めて確認される週末の「気になるニュース」一気読み!(2/2 ページ)

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月24日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしていく。

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「Google Chrome」に致命的な脆弱性 修正版公開中

 Googleは8月26日(現地時間)、デスクトップ(Windows/macOS/Linux)向け「Google Chromeブラウザ」の安定チャネルをアップデートした。バージョンはWindows/macOS向けが「139.0.7258.154」「139.0.7258.155」、Linux向けが「139.0.7258.154」となる。

Chromeにアップデート
Googleがデスクトップ版Chromeブラウザの最新版をリリース

 このアップデートでは、以下の1件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正されている。この脆弱性は、Google DeepMindとGoogle Project Zeroが共同開発したAIによる脆弱性発見ツール「Big Sleep」により報告されたという。

  • CVE-2025-9478:Use after free in ANGLE

 深刻度は最高評価の「Critical」。だが、現時点では悪用報告はないという。できるだけ早いアップデートを心掛けたい。

 Chromeが既にインストールされている場合、順次自動で更新されるが、手動で更新したい場合はChromeのメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択すればよい。

Googleが「ChromeOS M139」を発表 「デスク同期」機能を追加

 Googleは8月21日(現地時間)、ChromeOSの最新バージョン「M139」を発表した。今後、対象デバイスに数日をかけて段階的に展開される。

ChromeOS M139
ChromeOS M139がリリースされ、新たにデスク同期機能が追加された

 本バージョンでは、新機能として「ChromeOS デスク同期」が追加される。デスク同期は、ユーザーが別のデバイスに切り替えた際に、中断したところからすぐに作業を再開できるようになるというものだ。以前のセッションの全てのウィンドウ、タブ、さらにはCookieを復元し、シームレスな移行を実現できるという。Googleは共有デバイスを使用するユーザーや、医療/接客/製造業などの現場の最前線で働く従業員にとって特に便利とアピールしている。

 なお、本バージョンでは外部タッチスクリーンディスプレイの境界を調整できるようになった。外部ディスプレイの境界をそろえることで、タッチ入力が表示コンテンツに正しく対応するように調整できる。

SK hynixが321層の2Tbit QLC NANDフラッシュの量産を開始

 SK hynixは8月25日(現地時間)、321層の2TB QLC NANDフラッシュメモリの量産を開始したことを発表した。QLC技術を用いて300層以上を実装したのは世界初だとしている。グローバルな顧客による検証を経て、2026年前半に搭載製品が登場する予定だ。

SK hynix
SK hynixが321層の2TB QLC NANDフラッシュメモリの量産開始を発表した

 同社の321層QLC NANDは、従来のQLC製品と比較してデータ転送速度は2倍、書き込み性能は最大56%、読み出し性能は18%向上したという。書き込み時の電力効率も23%以上向上しており、低消費電力が必要なAIデータセンターでの競争力を強化するとしている。

 この321層QLC NANDだが、まずPC用SSD向けに提供し、その後データセンター向けエンタープライズSSD(eSSD)やスマートフォン向けUFSストレージへと展開していく計画とのこと。さらに、32個のNANDダイを単一パッケージに同時積層できる独自の「32DP技術」を活用し、集積密度を2倍に高めることで、AIサーバ向け超大容量eSSD市場への参入を目指しているという。

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