USB Type-C/A両対応だとスマホとPC間でのデータのやり取りが段違いに楽になる! バッファローの最新USBメモリとスティック型SSDを試す(3/3 ページ)
スマートフォンの容量が足りない、スマートフォンで撮った写真をPCへ簡単にコピーしたい――そんなニーズを満たすのが、バッファローのUSB Type-C/USB Standard-A端子を搭載するフラッシュストレージ類だ。
Androidスマートフォンなら一気に移動させてストレージ容量を確保可能
Androidスマートフォンなら、ファイル管理アプリがプリインストールされていることが多い。そこから画像フォルダーを選び、丸ごと「移動」させれば、一気にストレージ容量を確保できるだろう。
PCとの橋渡しにも便利
バックアップ以外では、冒頭で述べたように、スマートフォンで撮影した写真をPCへ移動させるという使い方もある。むしろ、これが本来のUSBフラッシュメモリの使い方であろう。
Androidスマートフォン(Galaxy S25)で撮影した写真を、RUF3-ACR128G-BK経由でPCにコピーしてみよう。
コピーするファイル容量は全体で120MBであったが、31.18秒でスマートフォンからのコピーが終わった。ついでにポータブルPC「ONEXPLAYER X1 Mini」にコピーしたところ、2.77秒しかかからなかった。
これだけ速いのであれば、クラウド経由など逆にまどろっこしくなりそうだ。クラウド経由の場合、Wi-Fi環境のあるカフェなどへ行き、食事中にアップロードして、それからPCにダウンロードして、食べ終わってからようやく作業を始められる、という状況だったからだ。
では、それぞれのデータ転送速度はどの程度のものだろうか。定番のベンチマークテストツール「CrystalDiskMark 9.0.1 x64」(ひよひよ氏作)とONEXPLAYER X1 Miniを使って検証してみたい。
まずはRUF3-ACR128G-BKだ。こちらはUSBフラッシュメモリということもあり、データ転送速度が遅い。読み出し速度は毎秒151.11MB、書き込み速度は毎秒18.22MBとなった。
次は、今回試した製品の中で最も古い(といっても、発売から1年もたっていないが)SSD-SCH1.0U3-BAだ。こちらは搭載端子がUSB Standard-Aなので、PCのUSB 3.2 Standard-A端子に接続して計測した。5回計測した平均は読み出し速度毎秒956.64MB、書き込み速度毎秒949.18MBであった。
最後にテストしたのは、SSD-SDH500U3-BAだ。5回計測した平均は読み出し速度は毎秒953.72MB、書き込み速度は毎秒974.95MBであった。なお、ここではUSB4端子(USB Type-C)に接続した結果を記載しているが、USB 3.2 Standard-A端子に接続しても、ほとんど速度が異なることはなかった。
SSD-SCH1.0U3-BAとSSD-SDH500U3-BAは、SSDだけあって、さすがに読み書きは高速に行えた。
筆者のiPhone 16には、スリムタイプではないケースと、端子部分には後付けストラップホールが取り付けているが、いずれの製品でも問題なく接続して使うことができた。
USBフラッシュメモリであれ、スティックタイプのSSDであれ、USB Type-C/USB Standard-A端子を備える外付けストレージは、スマートフォンの容量不足や、PCとのデータ受け渡しに最適だ。
とはいえ、転送速度や挙動に違いがある。両者の特性を考慮して、適材適所で使い分けるといいだろう。
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