初めてのPC自作でも迷わせない! マザーボードはラインアップ豊富なMSI「GAMING PLUS」シリーズで決まり! 【最新カタログ付き】(1/6 ページ)
多彩なPCパーツを用意しているエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)だが、マザーボードも同様だ。ここでは、今一押しの「GAMING PLUS」シリーズのバイヤーズガイドをお届けする。
コスパが良くて組み立てやすいマザーボードはないものだろうか。安かろう悪かろうではない、本当にコスパのよいマザーボード。そして初めて組む人や久しぶりに組む人にとって組み立てやすいマザーボードだ。
PCパーツの価格が落ち着いてきた今だからこそという人もいれば、慣れ親しんできたWindows 10のサポートが終了するのをきっかけに、PCのリプレースを考えている人も多いのではないだろうか。
自作PCの世界では、3年〜5年もすればマザーボードの機能トレンドもガラッと変わる。最近は各社が自作PCの裾野を広げるべく組み立てやすさにも注力している。だが、中にはコスト的にそれを実装できていないものもある。価格はできるだけ控えめだけど、でも組み立てやすさは現在のトレンドに即したものを見分けたいところだ。
ここで注目したいのは、マザーボードの「シリーズ」だ。メーカーは同じチップセットのマザーボードだけでも10モデル以上そろえていることがある。今は用途や価格のニーズが細分化されているからだ。
ただ、これらは主な用途だったり搭載する機能だったりデザインだったりとコンセプトをそろえてシリーズ分けされている。シリーズに着目すればおおよその価格帯、そしてどこから上が求める機能を備えているかを見分けられる。
――ということで、今回のお題にピッタリのマザーボードシリーズとして、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「GAMING PLUS」シリーズを見ていこう。
MSIマザーボードはハイエンドからエントリーまで5つのシリーズを展開
最初に、MSIのマザーボードシリーズ全体を把握しておこう。
MSIでは、フラグシップに「MEG」、ハイエンドゲーマー向けのスタイリッシュ&高性能「MPG」、メインストリームゲーマー向けの高耐久設計「MAG」、DIY初心者やコスパニーズに応える「GAMING PLUS」、そしてビジネス向け「PRO」と5つの主だったシリーズを展開している。
MEGはハイエンドチップセットでのみの展開なのでここでは省くとして、ゲーミングモデルのMPGとMAG、GAMING PLUSにフォーカスしてみよう。
基本的に価格はMPG>MAG>GAMING PLUSの序列だ。ただし例外もあって、例えばMPGの下位モデルとMAGの上位モデルでは価格が逆転したり、GAMING PLUSでも特別な機能(高コストな機能)を備えたモデルはMAGよりも、あるいはMPGの一部モデルよりも高いといったりすることはある。
また、価格通りに設計面でもMPG>MAG>GAMING PLUS、機能的にMPG>MAG>GAMING PLUSとなるのも自然だ。ただし、コスト的に安いクラスのGAMING PLUSでも組み立てやすく、自作PC初心者をサポートしてくれる機能が搭載されている。
コストをかけられる上位モデルでは各種サポート機能がさらに拡大されているのは当然だが、MSI自体が“DIYフレンドリー”を掲げており、低価格帯のGAMING PLUSでもその恩恵を受けられるわけだ。実際に細かくチェックしていこう。
「B850 GAMING PLUS WIFI PZ」で組み立てやすさをチェック!
今回はGAMING PLUSシリーズの「B850 GAMING PLUS WIFI PZ」を用意した。このモデルは先の例で言うと「特別な機能」を備えたモデルにあたり、GAMING PLUSシリーズの中でも高級モデルとなる。最新トレンドにも対応しているので、これからゲーミングPCを自作したいという人の参考になるはずだ。
まず、B850 GAMING PLUS WIFI PZという製品名から、ある程度のスペックを読み取れる。GAMING PLUSの部分はシリーズ名として、先頭にある「B850」はチップセットの名前だ。この製品の場合、AMD B850チップセットを採用している。
現在の代表的なチップセットについては表にまとめておこう。AMD B850チップセットはSocket AM5対応のメインストリーム向けチップセットだ。その上で、この部分でマザーボードのサイズ規格も表している。
もしも「B850M」だったらmicroATX、本製品のようにB850ならATXといった具合だ。microATXはATXよりも一回り小さなフォームファクターで、拡張性はATXに一歩譲るが、一般的なミドルタワーPCケースよりも一回り小さなミニタワーPCケースに収めることができる。
| 現行の主要チップセット | |||
|---|---|---|---|
| カテゴリー | Intel | AMD | 主な特徴 |
| ハイエンド | Z890 | X870 | PCIeスロット/USB端子が豊富で余裕がある |
| メインストリーム | B860 | B850 | メインストリームで想定される用途を十分にカバー |
「WIFI」は名前そのままで、無線LAN機能(Wi-Fi)を搭載しているモデルにこれが付く。現行モデルではWi-Fi 7対応なら「WIFI」、前世代Wi-Fi 6E対応モデルは「WIFI6E」といった製品名表記になるので気をつけよう。現時点の普及率で言えば、Wi-Fi 7よりもWi-Fi 6Eの方が多いのかもしれない。
末尾にある「PZ」だが、これはB850 GAMING PLUS WIFI PZが特別なモデルであることを意味している。MSIの「Project Zero」を略したものだ。製品写真を見れば分かるかもしれないが、通常のマザーボードにあるべきものが、本製品にはない(と言うか見えていない)。ATX24ピンやEPS12Vといった電源端子、ファンやARGB、フロントパネル用の各種ピンヘッダーだ。スッキリした見た目なのはこのためだ。Project Zeroについては、後ほど詳しく紹介しよう。
B850 GAMING PLUS WIFI PZは、メモリがDDR5×4基、拡張スロットがPCI Express x16形状×4(PCIe 5.0 x16/PCIe 4.0 x4×1/PCIe 3.0 x1×2)、M.2スロットが3基(PCIe 5.0 x4/PCIe 4.0 x4/PCIe 4.0 x2)、さらにSerial ATA×4基といった拡張性が魅力だ。
最初から全て搭載するというわけではなく、将来動画編集がしたくなった、ホームサーバとして運用したくなったといった時に対応可能な懐の広さと思えばよい。
提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月25日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




