懐かしのカセットテープ音源が蘇るぅ! サンワの多機能ラジカセ「400-MEDI050シリーズ」を試す(3/3 ページ)
今でこそ、物理的な音源を手元に置いている人は少ないかもしれないが、筆者の青春時代にはレコードやカセットテープ、CDといった物理音源が日常にあふれていた。今回は、カセットテープをデジタル化して保存できるサンワの多機能ラジカセ「400-MEDI050シリーズ」を試してみた。
Bluetoothスピーカーとして使う
せっかくなので、今度はPCと接続してBluetoothスピーカーとして使ってみよう。
まずは、400-MEDI050BKのファンクションスイッチを「Bluetooth/SD/USB」へ倒し、デジタル操作部の「MODE」ボタンを短押ししてインジケーターLEDが青で点滅するのを確認しよう。
その後、PCのBluetoothをオンにしてから「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」→「Bluetooth」へと進み、デバイスリストに「400-MEDI050BK」が表れたら選択して接続しよう。
これで、PCのBluetoothスピーカーとして使えるようになった。
PC本体に保存してある楽曲だけでなく、Amazon MusicやApple Musicといったサブスクリプションサービスのものも再生できる。少し古めのタイトルを400-MEDI050BKから鳴らせば、ノスタルジックな気持ちに浸れるだろう。
なお、Bluetoothスピーカーで流した音源や、ラジオから流れる音を録音することはできない。録音できるのは内蔵マイクで取得した音のみであることに注意が必要だ。つまり、多くの大人たちが昔体験したような、好きなラジオ番組や、そこで流れるナンバーを録音するといったことは難しい。そのあたりは、時代の流れと受け止めよう。
また一般的に、デジタルデータをコピーするのに数分程度しかかからないものだが、本機を使ってカセットテープをデジタル化する場合、「録音」なので再生と同じだけの時間がかかる。早送りするなどして時間短縮できないことにも注意したい。
とはいえ、単なる作業になりがちなデータの複製や保存作業を、懐かしいあの頃の思い出に浸るぜいたくな時間へ変えることができる。400-MEDI050BKは、劣化しがちな懐かしの音源を半永久保存するだけでなく、豊かな時間をユーザーに与えるというメリットももたらしてくれるのだ。
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