変形ロボのような2画面Androidデバイス「ONEXSUGAR SUGAR1」登場! 小型GPUボックスなどOne-Netbook Technologyの新製品が続々(1/4 ページ)
天空は中国One-Netbook Technologyの開発した「ONEXPLAYER X1 Air」「ONEXGPU Lite」「ONEXSUGAR SUGAR1」の国内取り扱い開始を発表した。いずれも10月15日までは先行予約キャンペーンによって特別価格で購入可能だ。発売は製品によって10月末〜11月下旬となる。
天空は9月24日、中国One-Netbook Technologyと共同で新製品発表会を開催した。今回発表されたのは小型PC「ONEXPLAYER X1 Air」、PC用外付けGPUボックス「ONEXGPU Lite」、Androidゲーム機「ONEXSUGAR SUGAR1」の3製品で、天空が運営する「ハイビーム」(実店舗/ECサイト)と、天空グループのテックワンが運営するOne-Netbook日本公式サイトおよびAmazon.co.jpの公式ストアなどで販売される。これらの販路では「先行予約キャンペーン」として10月15日までの予約で割引価格で購入可能だ。
9月24日に行われた発表会には、SUGAR1の共同開発責任者を務めるリーフ(Leaf)氏も登壇し、“全く新しい形”が特徴のONEXSUGAR SUGAR1の使い方がレクチャーされた。この記事では、発表会の模様をお伝えする。
スリムなのに長時間使える3in1 PC「ONEXPLAYER X1 Air」(10月31日発売)
ONEXPLAYER X1 Airは、One-Netbook Technologyの3in1 PC「OneXPlayer X1」シリーズの新モデルだ。タブレット/ノートPC/ゲーミングの“三位一体”は維持しつつ、自立スタンドの内蔵やバッテリー容量の拡張(65.02Wh→72.77Wh)など、「メジャーアップデートした」(天空 山田拓郎社長)製品だ。
10月31日に発売する予定で、搭載するSoCとSSD容量の異なる3モデルの他、オプションのMini SSD(追加SSD)モジュールも2種類が用意される。直販価格は以下の通りだ(括弧内は先行予約キャンペーン価格)。
- Core Ultra 5 228V/512GB SSDモデル:17万8000円(16万9100円)
- Core Ultra 7 258V/1TB SSDモデル:20万8000円(19万7600円)
- Core Ultra 7 258V/2TB SSDモデル:22万8000円(21万6600円)
- Mini SSD 512GB:1万2800円(1万2160円)
- Mini SSD 1TB:1万9800円(1万8810円)
SoCはモデルによってCore Ultra 5 228VまたはCore Ultra 7 258V(いずれも32GBメモリ搭載)を備える。内蔵GPUはCore Ultra 5 228Vが「Intel Arc 130V」、Core Ultra 7 258Vが「Intel Arc 140V」で、NPU(Intel AI Boost)のAI処理のピーク性能はいずれも40TOPSとなる。
CPU/内蔵GPU/NPUを合計した場合、ピーク性能はCore Ultra 5 228Vが87TOPS、Core Ultra 7 258Vが115TOPSだ。強力なNPUを備えるSoCを採用したことで、AIのローカル処理も快適にこなせることも魅力といえる。
ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量はCore Ultra 5 228Vモデルが512GB、Core Ultra 7 258Vモデルが1TBまたは2TBとなる。
ディスプレイは10点マルチタッチ/4096段階の感圧スタイラス入力に対応した10.95型LTPS液晶を採用する。パネル解像度は2560×1600ピクセル(アスペクト比16:10)で、最大輝度540ニト、最大120Hz駆動、DCI-P3色域カバー率100%、sRGB色域カバー率138%というスペックだ。
生体認証はWebカメラによる顔認証と、電源ボタンによる指紋認証に対応している。バッテリー容量(定格値)は72.77Whで、「PCMark 10」によるバッテリー寿命ベンチマークテストでは約12.5時間の駆動時間となっている。動画視聴であれば、最大17時間稼働するという。
冷却機構は「二重純銅ヒートパイプ」「準アルミニウム放熱フィン」「アルミブレード」と2基の「液体ベアリングファン」という構成だ。ゲーミングノートPC並みの冷却性能を備える一方で、低負荷時での静音性は高くなっている。
着脱可能なポゴピン接続のゲームコントローラー(パッド)は、過去のONEXPLAYER X1シリーズと同じもので、使い慣れた操作感で利用できる。
内蔵スタンドは、無段階でピタッと止められる。最大173度まで開くので、スタイラスペンを使ったクリエイティブな作業もこなしやすい。
インタフェース類は、フル機能(充電/映像出力対応)のUSB4×2、USB 3.2 Standard-A、microSDメモリーカードスロット、3.5mmヘッドフォンジャックと、PCI Express 4.0対応の「Mini SSDスロット」を搭載する。
天空の山田拓郎社長は「中国Biwinが開発したMini SSDは、M.2 Type2230(幅22×長さ30mm)モジュールの約半分のサイズで簡単に取り外しできるSSDだ。まだ一般販売されていないものの、ONEXPLAYER X1 Airのオプションとして購入できる。気になる人は(本体と)一緒に購入してほしい」と語っていた。
ボディーサイズは約252(幅)×163(奥行き)×14(高さ)mmで、重量は約418g(本体単体)となる。
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