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「PlayStation Portal」のクラウドストリーミング機能が正式に実装/ニコニコで一部のプレミアム会員が意図せず退会・解約されてしまう不具合週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月2日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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日本の版元、動画/漫画家協会などが生成AIに共同声明を発表

 日本漫画家協会と日本動画協会、講談社や小学館など出版社17社は10月31日、「生成AI時代の創作と権利の在り方に関する共同声明」を発表した。

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日本漫画協会と出版社らが共同で、生成AIについての声明を発表した

 声明では、OpenAIが10月にローンチした映像生成AI「Sora2」について、権利者からの明示的なオプトアウト申請がない限り、著作物が生成/公開されるシステムを採用したことを問題視。これは日本の著作権法のみならず、世界194カ国が加盟するWIPO(世界知的所有権機関)の著作権条約の原則にも反すると指摘している。

 生成AI技術の進展を歓迎しつつも、以下の3つの原則を提示した。

1.学習段階および生成・公表段階の両方で、著作権法の原則に沿って権利者に必要な許諾を得る

2.学習データの透明性が担保されている

3.権利者が利用を許諾した場合、適正な対価還元が行われる

 特に「権利者によるオプトアウトが原則では権利侵害につながる」と強調し、権利者がAI事業者へオプトアウトを申請するのではなく、AI事業者が権利者に対してオプトインを申請し使用許諾を得ることの徹底を求めている。

 また、生成AIが学習するデータについて、どの著作物や表現をもとに生成されたかが不明なままでは権利侵害の検証が困難であり、透明性担保が不可欠だと訴えている。声明では、生成AI技術を拒絶するものではなく、クリエイターとユーザー双方が安心して創作/利用できる環境を整えることを重視するとしている。

AppleがmacOSなど多数の製品でセキュリティアップデートを実施

 Appleは11月3日、iOSやiPadOS、macOSなどに新たなセキュリティアップデートの配信を開始した。11月5日には、iOS 18.7.2、iPadOS 18.7.2の配信も開始した。

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iOSやiPadOS、macOSなどにセキュリティアップデートが配信された

 今回リリースされたバージョンは以下の通り。カッコ内はCVE番号ベースでの脆弱(ぜいじゃく)性の修正件数だ。

  • iOS 26.1、iPadOS 26.1(56件)
  • iOS 18.7.2、iPadOS 18.7.2(34件)
  • macOS Tahoe 26.1(105件)
  • macOS Sequoia 15.7.2(57件)
  • macOS Sonoma 14.8.2(46件)
  • tvOS 26.1(29件)
  • watchOS 26.1(32件)
  • visionOS 26.1(43件)

 脆弱性の内容としては、Accessibility、Kernel、WebKit、Siri、Safari、AppleMobileFileIntegrity、Shortcuts、Security、Sandboxなど、システムの重要なコンポーネント全般に及んでおり、プライバシー侵害、情報漏えい、システムの安定性、特権昇格など多岐にわたる。できるだけ早くアップデートした方がいいだろう。

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