大容量LLMがローカルで動く! ビジネスや開発業務の課題を解決するモバイルワークステーション「HP ZBook Ultra G1a 14」を試す:新色登場(2/3 ページ)
日本HPの「HP ZBook Ultra G1a 14inch Mobile Workstation」は、AMD最新の高性能プロセッサ「Ryzen AI MAX 300」シリーズを搭載している。最上位構成ではデータ両の多い大規模言語モデル(LLM)もローカル実行できるだけのパフォーマンスを備えている……というので、実際に試してみようと思う。
質感の高いコンパクトなボディー
HP ZBook Ultra G1a 14のボディーはシンプルな形状で、少し厚みはあるものの、A4ファイルサイズでコンパクトにまとまっている。カラーはシルバーの他、新色として加わったエクリプスグレーも選べる。レビュー機は後者だが、ブラックに近いダークグレーで、キメの細かいラメが上品に入った金属的な質感に仕上げられている。サラッとした手触りの表面処理で皮脂がつきにくいのも好印象だ。
外観だけ見れば普通のビジネス向けノートPCでしかなく、強力なGPUを備えたワークステーションとは思えない。
本製品の具体的なサイズは、約312(幅)×215(奥行き)×9.2〜18.4(厚さ)mmで、質量は約1.57kgとなる。常に持ち歩くには少し重いが、モバイルワークステーションとしては軽量な部類で、十分持ち運べる。
バッテリーの定格容量は74Whと大きめだ。公称の駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0)は、動画再生時で約8.1時間、アイドル時で約14.8時間で、これもモバイルワークステーションとしては驚異的だ。
ボディーの剛性感も十分で、耐久性に対する独自基準のテストもクリアしている。持ち運ぶ際も不安ない。
見やすい画面に高い機能性を確保
HP ZBook Ultra G1a 14はアスペクト比16:10の14型ディスプレイを搭載する。パネルと解像度は、モデルによって1920×1200ピクセルの液晶か、2.8K(2880×1800ピクセル)のタッチ操作対応有機ELを選べる。今回のレビュー機は前者を搭載している。
液晶パネルの輝度は最大400ニトで、色域はインターネットコンテンツの標準である「sRGB」を100%カバーする。外光や照明が映り込みにくいノングレア仕上げだ。
ちなみに、タッチ操作対応の有機ELパネル構成は「DCI-P3」の色域を100%カバーしている。より高い色再現性を求める用途で使う場合は、有機ELパネルモデルを選ぶようにしたい。
キーボードのクオリティーも高い。公称のキーピッチは約18.7mm×縦18.7mmと、十分な間隔だ。カーソルキーはやや小さめながら他のキーとは独立して配置されている。キーストロークは約1.5〜1.7mmを確保しており、スイッチの感触も良好で長文入力にも耐える品質だ。
なお、キーボードの配列はモデルによって日本語または米国英語(US)となる。プログラミング用途で使う場合は、使うツールによってはUS配列の方が便利な場合もある。使い道に応じて選ぶといいだろう。
ポート類も使いやすい構成となっている。USB Type-C端子は3基あり、そのうち2基はThunderbolt 4(USB4)対応で、充電端子も兼ねる。他にもUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンフォン/マイク端子がある。無線通信機能はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANとBluetooth 5.4を標準で装備する。
提供:株式会社日本HP
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年12月10日
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