カセットテープみたいなハイレゾプレーヤー「FIIO Snowsky ECHO MINI」を試す(1/3 ページ)
相変わらずのレトロブームである。見た目は懐かしくても中身は最新技術を搭載しているという製品も多数ある。今回はそのような製品の中からFIIO「Snowsky ECHO MINI」を紹介する。ポータブルカセットテーププレーヤーの見た目でハイレゾミュージックプレーヤーとは、どういうことだろうか。
ついこの間まで“昭和レトロ”に人気が集まっていたかと思ったら、今や“平成レトロ”である。昭和生まれの筆者にとっては「平成で、何がレトロじゃ」と考えなくもないが、そもそも平成は31年以上も続いたので、平成元年に生まれた人は2025年に36歳を迎えている。時間の流れは何と早いものか。
そんな中、カセットテーププレーヤーのような見た目の小型ハイレゾプレーヤー「Snowsky ECHO MINI」(以下、ECHO MINI)がFIIOから発売された。どのような製品なのか、チェックしてみよう。
なお、本機の実売価格は1万780円となり、別売の専用保護ケース(FIO-SK-SSEMINI-B)は2200円で発売されている。
カセットテープよりコンパクトなハイレゾミュージックプレーヤー
ECHO MINIは、見た目がカセットテーププレーヤーのようなハイレゾミュージックプレーヤーだ。サイズは実測値で80(幅)×53(奥行き)×13(高さ)mmで、カセットテープ単体より若干コンパクトだ。重さは54.1gだった。
実は先行でブラックバージョンが販売されていたが、10月3日にブルー、ピンク、チタニウムゴールドのカラーが追加された。評価機はピンクだ。
ストレージ容量は8GBで、仮にハイレゾ楽曲が1曲あたり約200MBと仮定すると、約40曲保存できることになる。最大256GBのmicroSDメモリーカードにも対応するので、さらに多くの楽曲を持ち歩けるだろう。
対応サンプリングレートはDSDで64/128/256、WAVで24bit/192kHz、FLACで24bit/192kHz、APEで24bit/96kHzだ。その他に対応する再生ファイル形式はMP3、M4A、OGGとなっており、ハイレゾ音源が存在しないアーティストの楽曲も再生できる。
さらにイヤフォンジャックとして3.5mmシングル/4.4mmバランス出力端子を備えている他、Bluetoothにも対応している。なお、BluetoothコーデックはSBCのみとなり、音質を重視する場合は有線で使うことになるだろう。内蔵バッテリーで最大15時間の再生を行える。本体への充電は、付属のUSBケーブルを利用する。
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