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手のひらサイズで気軽に持ち運べるトラックボール「bitra」を試す 選べるカラーと親指/人差し指操作(1/3 ページ)

エレコムが、コンパクトで持ち運びにぴったりなトラックボール「bitra」の新モデルを発表した。ものが小さくなれば、それだけ作業に影響を与えやすいのだが、本製品はむしろ作業効率を向上させる。そう感じた理由を紹介したい。

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 11月13日に発表されたエレコムのトラックボール「bitra」は、一般的なモデルより約30%ボディーがコンパクトになり、携帯用ポーチも付属するなど、持ち歩きもしやすい製品だ。

 従来モデルは2023年に終売したものの、復活の声が多かったこともあり、親指操作タイプと人差し指操作タイプの両タイプが新たに登場した。さらにカラーバリエーションにホワイトも加わり、選択肢が増えた。

 今回、bitraを事前に入手できたので、主に人差し指操作タイプと、新しくなった「エレコム マウスアシスタント」アプリケーションの使い勝手をレビューしていく。

2種類のbitra
2種類のbitra。左が人差し指操作タイプ(M-MT2MRS)、右が親指操作タイプ(M-MT1MRS)。販売時期は、前者が11月下旬、後者が12月下旬の予定となっている

復刻した「bitra」は2種類

 新たに登場したbitraは、2種類のモデルが用意された。親指操作タイプと人差し指操作タイプだ。親指操作タイプの型番はM-MT1MRSで、人差し指操作タイプの型番はM-MT2MRSだ。

 M-MT2MRSで採用しているボールの直径は約34mmで、人差し指と中指の2本を載せて操作できる余裕がある。ボディーサイズは約62(幅)×94(奥行き)×40(高さ)mm、重量は実測で83.5gだった。

bitra人差し指操作タイプ
今回利用した人差し指操作のbitra M-MT2MRSWH。カラーはホワイトだ。ケースのカラーはブラックで、単体の重量は実測で75.5g、トラックボールを入れても158.5g(乾電池含まず)で済む
34mmボールの取り出し方
裏返すとボールが剥き出しになっているので指を突っ込む
ボールが外れる
これで直径が約34mmボールを取り出せる。清掃や交換の際はこのようにして取り出そう

 ボールの右側に副ボタン(右クリックボタン)を、左側の親指部分に主ボタン、中ボタン(スクロールホイール)、戻るボタンと進むボタンを備える。

M-MT2MRS正面
M-MT2MRSを真上から見たところ。ボールの大きさが際立つ
左側面
左側面には主ボタン(左クリックボタン)とスクロールホイール兼ホイールボタン、戻るボタンと進むボタンがある
右側面
右側面は何もない

 リストレスト側から見ると、右手首を机などの上に自然に置いたときの形に合わせた自然な傾斜が付けられているのが分かる。

斜めになっている
リストレスト側から見ると右に傾斜しているのが分かる
反対方向
ボール側から見たM-MT2MRS

 一方の親指操作タイプであるM-MT1MRSのボールは、直径が約25mmのものだ。ボディーサイズは約74(幅)×90(奥行き)×41(高さ)mm、重量は実測で79g(乾電池含まず)ある。

bitra M-MT1MRS
親指操作のbitra M-MT1MRS。こちらのカラーはブラックだ。ケース単体の重量は実測で80.5g、トラックボールを入れても159g(乾電池含まず)と軽い
25mmボールの取り出し方
M-MT1MRSの場合、ボールを取り出すには取り出しボタンを強く押そう
ボールが飛び出した
ボールが半分以上、本体から飛び出した。これでつまんで取り出せる

 スクロールホイールの右に副ボタン(右クリックボタン)、左に主ボタン(左クリックボタン)、下に接続先切り替えスライドスイッチがあり、ボール周辺では、そのすぐ下に進むボタン、手前に戻るボタンを備える。

M-MT1MRS真上
M-MT1MRSを真上から見たところ
左側面
左側面には親指で操作できるさまざまなボタンが用意されている
右側面
右側面

 こちらも、リストレスト側から見ると、自然な状態で机の上に置いた右手で操作できる傾斜が付いている。

リストレスト側から
リストレスト側から見たM-MT1MRS。右に傾斜している
反対側から
前面から見たところ

 M-MT1MRSとM-MT2MRS共に、底面の電池収納ボックスにUSBレシーバーを格納できる。これなら紛失することはなさそうだ。

M-MT1MRSの電池収納ボックス
M-MT1MRSの電池収納ボックス。フタを開けるとUSBレシーバーの収納部が見える
M-MT2MRSの電池収納ボックス
M-MT2MRSの電池収納ボックスのフタは、スライド式で開け閉めしやすい

 底面にはそれぞれ電源のオン/オフボタン、ペアリングボタン(Windowsのクイックペアリング)、接続先切り替えスイッチが見える。

M-MT1MRSの底面
M-MT1MRSの底面
M-MT2MRSの底面
M-MT2MRSの底面

 では、さっそく使っていこう。

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