Ryzen 7 PRO 6850Uを搭載したミニPC「GMKtec M7 Ultra」は買いか? M6 Ultraとの性能差を検証、OCuLinkによる拡張性が魅力(3/3 ページ)
GMKtecの新型ミニPC「M7 Ultra」をレビューする。一見控えめなスペックながら、最大の特徴は外部GPUを接続できる「OCuLink」の搭載だ。内蔵GPUとRTX 5060 Ti接続時のベンチマークを徹底比較し、ミニPCの限界を超える拡張性の魅力を探る。
M7 Ultraの目玉は、OCuLinkを使ったGPU性能の大幅な底上げにアリ
ベース構成だけ見ると、M6 Ultraの方がお得に見えるが、M7 Ultraの強みであるOCuLinkをサポートしていないため、今後、AAAタイトルのゲームをプレイする予定があるなら、積極的にM7 Ultraを選びたいところだ。
とはいえ、M7 Ultraと外部GPUを組み合わせた場合、どの程度のパフォーマンスを発揮するか気になる人もいるかと思うので、NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 16GBを外部GPUとして接続し、内蔵グラフィックスとの性能差について各種ベンチマークテストを通して確認してみよう。
再びFF14、FF15ベンチマークをチェック
先ほどM6 Ultraとの性能比較に利用したFF14ベンチマークとFF15のベンチマーク結果をあらためて測定してみた。結果は以下の通りだ。
FF14ベンチマーク(フルHD 1920×1080ピクセル)
- 内蔵GPU利用時
- 標準品質(デスクトップPC):5384(普通)
- 高品質(デスクトップPC):3882ポイント(設定変更を推奨)
- 最高品質:3243ポイント(設定変更を推奨)
- 外部GPU利用時
- 標準品質(デスクトップPC):1万7941ポイント(非常に快適)
- 高品質(デスクトップPC):1万7723ポイント(非常に快適)
- 最高品質:1万7255ポイント(非常に快適)
FF15ベンチマーク(フルHD 1920×1080ピクセル)
- 内蔵GPU利用時
- 軽量品質:3924ポイント(普通)
- 標準品質:3193ポイント(普通)
- 最高品質:2252ポイント(重い)
- 外部GPU利用時
- 軽量品質:1万8996ポイント(非常に快適)
- 標準品質:1万7561ポイント(非常に快適)
- 最高品質:1万3579ポイント(非常に快適)
OCuLink接続時の動作モードはPCI Express 4.0 x4モードとなるが、それでも外部GPUを利用した際のパフォーマンスの高さは絶大だ。
現時点では購入価格を抑えたいが、ゆくゆくはAAAタイトルゲームをプレイしたい方にM7 Ultraをオススメ
デスクトップPCを置く場所がないユーザーにとって、PCで推奨環境のハードウェアスペックが高いAAAタイトルをプレイするのはハードルが高い。しかし、コンパクトなM7 Ultraに外部GPUを接続する構成であれば、AAAタイトルのゲームを手軽にプレイできる環境が整えられる。
もちろん、最初からゲーミングデスクトップPCを購入した方が最終的なコストは安くなるが、PCの選定に制約のあったユーザーにとっては良い事だと筆者は考える。
筆者もミニPCではなく、ノートPCでThuderbolt 4を使った外部GPUを利用しているが、大きなトラブルなく活用できている。よってPCを置くスペースが限られている人や、できる限り初期導入コストを抑えたい人であれば、外部GPUを接続できる拡張性を備えたM7 Ultraという選択肢は十分アリなのではないだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
6万円台でRyzen 5 7640HS&USB4、2.5GbE有線LAN×2基を搭載したミニPC「NucBox M6 Ultra」を試す
GMKtecの「NucBox M6 Ultra」をレビューする。Ryzen 5 7640HS搭載で、日常作業から軽めのゲームまでこなす性能を持っている。USB4や2.5GbE対応の有線LAN(2基)を備え、サーバー用途にも適した拡張性の高い1台だ。
デスクを広く使える超小型PC「GMKtec NucBox G10」が19%オフの3万5498円に
Amazonにて、GMKtecのミニPC「GMKtec NucBox G10」がタイムセール価格で販売されている。Ryzen 5 3500Uを搭載し、4Kの3画面同時出力に対応した高性能モデルが19%オフと手頃だ。
Ryzen 5 PRO 6650H搭載、OCulinkもあるミニPC「GMKtec NucBox M8」25%オフの約5万円に
Amazon.co.jpのタイムセールにて、GMKtecのミニPC「NucBox M8」が特価販売中だ。AMD Ryzen 5 PRO 6650Hを搭載し、OCulinkポートによる拡張性も備えた高性能モデルである。
GMKtec、Core Ultra 9を搭載した高機能ミニデスクトップPC「EVO-T1」を発表 1299.99米ドル〜
中国GMKtecは、同社フラグシップモデルとなるCore Ultra 9搭載ミニデスクトップPC「EVO-T1」の発表を行った。
リンクスインターナショナルがGMKtec製ミニPCの取り扱いを開始 Ryzen 9搭載モデルなど5製品
リンクスインターナショナルは、中国GMKtecブランド製ミニデスクトップPCの国内取り扱いを発表した。
