約150万円の2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo(2026)」を試す 妥協なき最上級モデルのロマン(1/4 ページ)
ASUSの「ROG Zephyrus Duo(2026)」は、有機ELの2画面と分離型キーボードを備えたフラグシップのゲーミングノートPCだ。各種ベンチマークテストで実力を検証した。
ASUSTeK Computer(ASUS)はもともと、革新的製品を投入するのに積極的なメーカーだが、同社のゲーミングPC「ROG」(Republic of Gamers)シリーズとなれば、その勢いはさらに加速する。本稿で取り上げる2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo(2026)」(GX651)もそのうちの1つだ。
一般的なゲーマー、それもソロプレイヤーなら、ゲーミングノートPCの画面は1つで構わないという方が多い……というか、2画面を想像することすらしないだろう。
しかし、ゲームプレイ時にDiscordのようなコミュニケーションツールを操作するオンラインゲーマーや、ストリーマー(配信者)など、もう1つの画面を有効活用したいというニーズはある。
横に置いたタブレットやスマートフォンに表示させておく方法もあるが、「PCの中でシームレスに操作を完結させたい」という要望をゲーミングノートPC単体で実現するのが、今回のROG Zephyrus Duo(2026)というわけだ。
非常にユニークな機構を備えており、またROG Zephyrusは極めて高価なシリーズだが、至高の1台としてゲーマーなら夢見る製品だろう。
2画面ゲーミングノートPC、あなたはどう使う?
ASUSのゲーミングノートPCにはいくつかブランドがあるが、ROGは高性能ゲーミングノートPCブランドに位置付けられ、その中でもZephyrusシリーズは最上位、Duoは2画面モデルであることを示している。
ROG Zephyrus Duo(2026)は、2画面のディスプレイ部とキーボード部に分割されている。2画面ディスプレイは、ヒンジを中心に展開する仕組みだ。
最近見かけることが多い2画面モバイルディスプレイの形状にも似ている。手前の画面の裏にはキックスタンドがあり、それを引き出せば縦2画面として、画面を開いた状態で本体を90度倒せば、横2画面としても自立する。
横2画面はWebブラウジングやプログラミング、テキスト入力などで便利なこともあると思われるが、ゲームプレイにおいて活躍するシーンは、特殊なタイトルを除いてあまりないかもしれない。
ディスプレイは270度を少し超えたところまで展開できる。2in1ノートPCのように360度とまではいかない。片側がキーボードではなく画面であることを考えれば、360度まで回転したとしても用途がないのは、容易に想像できるだろう。
いわゆるテントモードに近い状態までは展開できるが、筆者としてはゲーミングシーンでこの形状がどれほど有効なのかはイメージできなかった。新しいスタイルの製品なので、ユーザーが活用方法を模索していくといったところもあるかもしれない。
キーボードは厚さが約5.1mmとスリムだ。Bluetooth接続なのでワイヤレスキーボードとしてどこに置いても利用できる。あるいは手前側の画面上に置いてクラムシェルスタイルのゲーミングノートPCのようにも使える。この状態では本当に普通のゲーミングノートPCのように見える。
そして画面にキーボードを載せた状態でも画面を閉じられる。その点で、キーボードの収納に困ることはない。一方、キーボードを載せた状態でも画面を閉じられるということは、ヒンジ側にキーボード分のスペースがあることを意味している。
つまり、キーボードなしで画面を閉じると、ヒンジ部分にスペースが生まれる。高価な製品なので雑に扱う方はいないと思うが、形状的に少し心もとなく感じるところだ。なお、キーボード裏にはマグネットがあり、手前の画面上に置けば正しい位置にカチっと固定される。入力中にズレるということは、よほどのことがないかぎりないだろう。
本体裏にはキックスタンドがあるが、必ずしも立てて使う必要はない。手前の画面を机の上にフラットに置いて、奥の画面のみ立ち上げて2画面とすることも可能だ。
机の上には奥行きが必要となるが、手前の画面でタッチ操作をするような場合は、このスタイルだと安定感が増して操作しやすかった。キックスタンドとは別に、緩やかな傾斜を作れる組み立て式スタンドも付属する。
普通の高さの机の場合、キックスタンドを使うとメイン画面が高い位置になるので、筆者としてはこちらの組み立て式スタンドが一番しっくりくる印象だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
“まるでビジネスPC”な「ASUS TUF Gaming A14」の2025年モデルを試す GeForce RTX 5060 LP GPUを搭載
今回はGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載したモデルで実力をチェックしてみた。
“5070 Laptop”を搭載した「ROG Zephyrus G16(2025)」を試す “5070 Ti Laptop”との差は?
今回取り上げるのは「GeForce RTX 5070 Laptop GPU」を搭載したモデルで、直販価格は43万9800円となっている。以前レビューしたGeforce RTX 5070 Ti Laptop GPU搭載の「ROG Zephyrus G14(2025)」と各種ベンチマークテストのスコアを比較しながら、GeForce RTX 5070 Laptop GPUの性能をチェックしていきたい。
Ryzen 9 9955HX3D&RTX 5070 Ti LPを搭載する「ROG Strix G16(2025)G614」を試す 重量級ゲームも余裕で動かす“新・標準機”の実力
AMDの最新CPU「Ryzen 9 9955HX3D」と「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」を搭載したASUSの新型ゲーミングノート「ROG Strix G16」をレビューする。
2kg切りの洗練された薄型ボディーにRTX 5090 LPを搭載した「ROG Zephyrus G16(2025)」の実力を検証する
「ROG Zephyrus G16(2025)GU605」は、16型ディスプレイを搭載したハイスペックなゲーミングノートPCだ。今回はCore Ultra 9 285HとNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載したモデルを評価機としてレビューする
18型の超大画面とド派手な演出を楽しめるRTX 5090ゲーミングノートPC「ROG Strix SCAR 18 G835」の実力を検証
ASUS JAPANから、ハイエンドゲーマーをターゲットにした最上位モデル「ROG Strix SCAR 18 G835」が発売された。高い性能だけでなく、ゲーミングPCらしい演出機能も備えた実機を細かく見ていこう。










