キーボードの中にPCが丸ごとイン! HPが切り開く新ジャンル「キーボード内蔵PC」の使い勝手を徹底検証(3/4 ページ)
一見するとただのキーボードだが、その中身はCPUやメモリ、ストレージ、さらにはバッテリーまで内蔵した完全なPCだった――。日本HPから登場した「HP EliteBoard G1a Next Gen AI PC」の実機をレビューし、その性能や使い勝手、ハイブリッドワークにおける新たな可能性に迫る。
キーボードのタッチ感も良好
キーボードは日本語配列でテンキー付きだ。実測のキーピッチは約19mmで、カーソルキーが小さいが、配列は比較的素直なため打ちやすい。テンキーの右上端に指紋センサーと一体型の電源ボタンがある。キーボードは防滴仕様で、バックライトも装備している。
キーボードのタッチ感も上々だ。深めのストロークでスイッチの反発も強すぎず適度に調整されている。キーボード下の剛性もしっかり確保されていて安定感があり、長文入力も快適に行える。
ワイヤレスマウスも標準で付属する。2系統のBluetoothとUSBドングル接続で3系統の接続に対応している。こちらの操作感はごく普通という印象だ。
実際の性能とバッテリー駆動時間をチェック
ベンチマークテストの結果を見よう。今回の評価機はエントリークラスでストレージも256GBとミニマム構成なので、パフォーマンス面で突出した部分はない。
CINEBENCH 2026のマルチCPUスコアが1506pts、CINEBENCH R23のCPUスコア(マルチ)が7449ptsだった。4コア8スレッドというスペックを考えると順当というところだろうか。3D描画性能のテストである3DMarkのスコアは、Steel Nomad Lightが694、Time Spyが874と、こちらも2コアのGPUだけに低調なスコアだ。
ただ、CINEBENCH 2026のシングルのCPUスコアが706pts、CINEBENCH R23のCPU(シングルコア)も1808ptsと、最新CPUらしくシングルスレッド性能は良いものがある。普段使いのレスポンスという点では、旧モデルにはない快適さが得られるだろう。実際の使用感でもそれは確認できる。
バッテリーのテストはモバイルディスプレイと、ワイヤレスマウスを接続した状態で行った。エラーのため途中で終了してしまったが、バッテリー残量99%から37%まで2時間51分動作した。仮に同じペースで残量5%までいくと4時間16分となる。ひと仕事するには十分な時間だろう。
発熱に関しては全く気にならない。エントリー構成だからということもあるが、使用中に手が触れる部分の温度が上がるということはなかった。動作音は、それなりにする。CINEBENCHなどの高負荷なベンチマークテストを実行するとファンが回転していることがはっきりと分かる。
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