全部入りの「Rokid」か、特化型の「Even G2」「Ray-Ban Meta」か? 注目スマートグラス3製品を徹底比較(1/5 ページ)
日本でも盛り上がりを見せてきた「スマートグラス」市場。しかし、「日常のどの場面で役に立つのか」と疑問を持つ人も多いはずだ。そこで今回は最新の3製品を比較し、ハードウェア構成の違いによって「何ができて、何ができないのか」を、4つの利用シーンから導き出した。
Rokidは7月10日、「Rokid スマートAIグラス」の一般販売を開始した。公式サイトの他に、ECサイトや家電量販店などで購入が可能だ。価格は10万9890円となる。
Rokid スマートAIグラスはMakuakeで6億円以上の支援を集めた製品で、実機レビューは本誌にも掲載されている。外観や基本スペックについてはそちらに詳しいため、この記事では別の角度から見ていきたい。
スマートグラスは2025年あたりから盛り上がってきており、日本でも各社からさまざまなモデルが投入されている。こうしたスマートグラスが、日常のどの場面で使えて、どの場面では使えないのかというのは気になるところだ。
そこで今回、カメラを搭載しないEven Realities「Even G2」と、ディスプレイを搭載しないMeta「Ray-Ban Meta(Gen 2)」を併用しながら、4つの場面で使い比べてみた。
3モデルの構成をチェック
使い比べる前に、3モデルの構成を整理しておこう。
Rokid スマートAIグラスは、約1200万画素のカメラと640×480ピクセルの緑単色ディスプレイ、そしてスピーカーを備える。重量は約49gだ。
Even Realitiesの「Even G2」は、片眼640×350ピクセルの緑単色ディスプレイを搭載する一方で、カメラとスピーカーは内蔵しない。重量は約36gと3モデルで最も軽く、価格は9万9800円となっている。
Metaの「Ray-Ban Meta(Gen 2)」は、約1200万画素のカメラとオープンイヤースピーカーを備えるが、ディスプレイは搭載しない。価格は7万3700円からだ。今回試用したのはHeadlinerというモデルで、重量は約51.9gとなっている。
3モデルは入力にあたるカメラと、出力にあたるディスプレイおよびスピーカーの組み合わせが、それぞれ異なっている。カメラとディスプレイの両方を備えるのはRokid スマートAIグラスだけで、Even G2はカメラを持たず、Ray-Ban Meta(Gen 2)はディスプレイがない。
この構成の違いが、そのまま「何ができて何ができないか」を決めている。以降はこの点を軸に、4つの場面で使い比べていく。
なお、Rokid スマートAIグラスが利用するAIエンジンは、専用アプリからChatGPTとGeminiを手動で選ぶこともできるが、初期設定は「自動」だ。今回は一般的な使い方に合わせ、初期設定のまま試している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
視界に情報が浮かぶ「Rokid スマートAIグラス」を試す スマホを超えるトキメキあり?
Makuakeで6億円以上の資金を調達し注目を集める「Rokid スマートAIグラス」の実機レビューをお届け。約49gの軽量ボディーにカメラとディスプレイを凝縮。AI字幕やハンズフリー撮影の実力から、実生活での課題までを解説する。
ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も
MetaとEssilorLuxotticaが手掛けるAIスマートグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」が、ついに日本国内での販売を開始した。サングラスモデルの「Headliner」を実際に試用し、内蔵カメラの性能や「Meta AI」の使い勝手から、カメラ搭載型デバイスならではのプライバシー面での課題までを検証した。
「Ray-Ban/Oakley Meta」が日本上陸 5月21日発売で約7.4万円 Meta AIに対応するカメラ付きスマートグラス
MetaがAIスマートグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」と「Oakley Meta」を5月21日に国内発売する。動画撮影機能などを備え、価格は7万3700円から。
Meta、レンズ内ディスプレイ搭載のAIスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表 筋電位リストバンドでジェスチャー操作
Metaがレンズ内ディスプレイを搭載したAIスマートグラスを発表した。
あえてのカメラ非搭載による安心感、日常に溶け込む超軽量スマートグラス「Even G2」を試す サードパーティーアプリの環境も魅力
AIスマートグラス「Even G2」の実機レビューをお届けする。あえてカメラを省くことで約36gという軽さと、盗撮を疑われない安心感を両立させている。ライブ翻訳やアプリ拡張、リングでの操作など、日常に溶け込むスマートグラスの魅力を解説する。



