> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時42分 更新

ThinkPad X31 2672-CBJ:ビジネスツールとしての完成の域に達した1スピンドル機
日本アイ・ビー・エム
製品写真
総合評価 9点
携帯性 7
パフォーマンス 9
操作性、堅牢性 9
拡張性 10
バッテリ 9
レイティングポリシー

総合評価コメント

 1スピンドルの12.1型クラスとしては、もはや完成の域に達していると言っていい筐体。ビジネスツールとしてのノートPCの理想を実現していると言っても言い過ぎではないと思う。ネガティブな要素は重量のみ。今となっては、このクラスで6セルバッテリ込み1.6kgという重量は重いと言わざるを得ない。もちろん、それは頑強さやキーボード品質などとのトレードオフ。ビジネスの道具に徹するならば、重さのハンディは決して大きくない。→レビュー本文

評価のポイント

携帯性
    見た目の印象よりもずっとコンパクトで、12.1型液晶パネル採用機としては比較的コンパクトな底面積。凹凸がなく、フラットなデザインも携帯性を高めている。しかし、1.6kgをわずかに超える重さは気になるところ。重量がある分を機能や堅牢性に置き換えて、どの程度満足できるかがポイント。
パフォーマンス
    Pentium M 1.4GHzとATI Mobility RADEONの採用で、本機がターゲットとするビジネスユーザーに十分なパフォーマンスを提供する。ハードディスクも比較的高速で、シングルスピンドルのサブノートPCとして十分なレベルを達成している。
操作性、堅牢性
    キーボードの質と堅牢性をウリにするThinkPadシリーズの中でも、X31は現行機種中トップクラスの品質。ヒンジの質感や剛性こそ14.1型機の「ThinkPad T40」に一歩譲るが、底面積が小さい分、筐体全体のしっかり感はX31の方が上。キーボードも抜けが良く軽快。
拡張性
    PCカードスロット以外にコンパクトフラッシュType IIスロットを装備。他のThinkPadシリーズと同じポートリプリケータ、ドッキングステーション、バッテリ充電器などを利用できるのも魅力。そのうえで「ウルトラベースX3」を利用し、光学ドライブをドッキングさせることも可能。
バッテリ
    省電力性能は非常に高く、同クラスの他製品と比べてもバッテリが伸びる。省電力ユーティリティも使いやすい。無線LANを使いながら5時間前後の駆動が可能なのは立派。また、キーボードスタンドにもなるセカンドバッテリも装着可能だ。

ベンダー製品担当者からの一言

「ThinkPad X31(2672-CBJ)」は、インテルCentrinoテクノロジーを採用したIBMのウルトラ・ポータブル新製品です。高感度アンテナの無線LAN、使いやすいキーボード、軽量・コンパクトなボディーなどこれまでの長所を生かしつつ、バッテリー駆動時間や処理性能など中身は一段とパワーアップしています。モバイル・ユーザーの知的生産を支える「プロの道具」としての確かな価値を提供します。(日本アイ・ビー・エム PC製品事業部 伊山 円理)

スペック

製品名 2672-CBJ
CPU Pentium M 1.40GHz
液晶 12.1型TFT(1,024×768ピクセル)
チップセット インテル855PM
グラフィックス(ビデオRAM) ATI Mobility RADEON(16Mバイト)
標準メモリ DDR SDRAM PC-2100 256Mバイト(最大1Gバイト)
HDD 40Gバイト(UltraATA-100)
バッテリ駆動時間 約4.9時間(JEITAバッテリ動作時間測定法)
サイズ(W×D×H) 273×223×24.9〜30.2mm
重量 約1.64kg

[本田雅一, ITmedia]

関連リンク
日本アイ・ビー・エム ホームページ
日本アイ・ビー・エム 製品インデックス
ThinkPad X31 2672-CBJ 製品情報
12.1型サブノートPC インデックス

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