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重量約890gのリアルモバイルマシン


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富士通の「FMV-BIBLO LOOX S80C」は、重量約890gという超軽量化を実現した無線LAN内蔵のミニノートPCである。今回紹介するモデルのほかに、AirH" INを搭載した「FMV-BIBLO LOOX S80C/W」もラインナップされている。
まずはFMV-BIBLO LOOX S80シリーズの一番の魅力ともいえる筐体から解説していこう。
FMV-BIBLO LOOX S80シリーズの本体サイズは231(W)×149.5(D)×26.5(H)mm。サイズ、重量、デザインは、前シリーズ「FMV-BIBLO LOOX S80B」と基本的に同じと考えてよい。新シリーズの主なバージョンアップポイントは、ハードディスクドライブやCMSなど、パフォーマンスの向上がメインとなっているわけだ。つまり、優れた携帯性能はそのまま維持されているのである。
なお、今回のモデルでは、使用済みパソコンから生成した再生プラスチックが採用されている。そのほか、筐体にはマグネシウム合金が使用されており、携帯するのに十分な強度が確保されている。ただし液晶部分の強度は、液晶サイズから考えると少し弱いような気がする。携帯時は液晶を閉じているので、パソコンが故障してしまうことはまずないと思われるが、もう少し強度があってもいいのではないか。とはいえ、これは他のミニノートPCにも共通していることであり、FMV-BIBLO LOOX S80シリーズだけに見られるものではない。


サイズは231(W)×149.5(D)×26.5(H)mm、重量は約890g。液晶の背面には「FMV LOOX」のロゴが配置され、側面には無線LANのアンテナを内蔵している(クリックすると拡大します)
※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります
キーボードは、キーピッチ約16mm、キーストローク約2mmとなっている。ミニノートPCとしては、一般的なサイズといえるだろう。こういったミニサイズのキーボードに慣れていない人は多少戸惑いを覚えるかもしれないが、慣れてしまえばそこそこ快適なタイピングを行うことができる。

内面のデザインも基本的に前モデルと同じである(クリックすると拡大します)
ポインティングデバイスは「クイックポイントIV」。左右ボタンの間にあるセンターボタンは、押しながらポイントを動かすことで画面のスクロールが行えるようになっている。感度や操作性は良好であるが、こちらも慣れが必要。ミニノートPCは、そのほとんどがキーボード内にあるポイントでマウス操作を行うようになっている。慣れてさえしまえば、素早いポインタ操作が行えるようになるはずだ。

クイックポイントのプロパティでは、感度やセンターボタンの機能をカスタマイズすることも可能(クリックすると拡大します)
[相澤裕介, ITmedia]
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