> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時38分 更新

FMV-BIBLO MG12C/M:13.3型スーパーファイン液晶を搭載した2スピンドルモバイルノート
富士通

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色鮮やかなスーパーファイン液晶を搭載

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 富士通の「FMV-BIBLO MGシリーズ」は、最近では珍しい13.3型液晶を搭載した2スピンドルモバイルノートだ。CPU、HDD、光学ドライブ、無線LANの有無、などの違いにより「MG12C/M」と「MG12C」の2モデルがラインナップされている。今回、レビューとして取り上げたのは上位モデルとなる「FMV-BIBLO MG12C/M」だ。

 FMV-BIBLO MGシリーズを手にしたとき一番最初に驚かされるのは、色彩豊かでコントラストの高い液晶画面である。採用されているFLバックライト付き高解像度TFTカラーLCD(スーパーファイン液晶)は、液晶表面が保護層とハードコートのコーティングが施されている。この結果、液晶表面の細かな凹凸が緩和され、艶やかでコントラストの高い画面表示が実現されているのだ。

 雰囲気的には、液晶の表面に1枚のガラスが吸着していると考えてもらえばよいだろうか。いずれにせよ、その高輝度性は他のノートPCの液晶と一線を画しているといえる。DVD-Videoの鑑賞などでも一味違った色彩を楽しむことができる。

 液晶の視野角も広く設計されているようであり、特に左右の視野角は、液晶の真横付近から見ても十分に画面を認識できるくらいだ。また、コントラストが高いので文字の視認性も非常に優れている。

13.3型液晶が生み出すサイズが魅力

 FMV-BIBLO MGシリーズのもう1つの特長は、13.3型液晶の採用により実現される本体サイズだ。というのも、ノートPCのサイズは液晶のサイズに左右されてしまうからである。現在では14.1型と12.1型が広く採用されており、13.3型の液晶というのは珍しい存在となる。もちろん、その結果、本体のサイズは通常のA4ノートより一回り小さくなっている。

本体の面積は293×236.5mm。一般的なA4ノートPCより一回り小さなサイズとなる(クリックすると拡大します)

※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります

 この液晶サイズのメリットは、操作性(デスクトップ画面の広さ)を維持しながらもコンパクト化を実現できることである。「12.1型液晶はちょっと使い勝手が悪そうだけど……、かといって14.1型液晶では携帯性に欠ける」というユーザーにはピッタリのサイズとなるだろう。

 “薄さの追求”にも努力が重ねられているようであり、マザーボードをくり抜いてCPU冷却ファンを埋め込むなど、独自の工夫が盛り込まれている。本体全体で“高さの差”がない筐体は、カバンにも収納しやすい形状と思われる。

 液晶を開けた場合のデザインは、黒とシルバーを基調としたツートーンカラー。モノクロ液晶による状態表示、ワンタッチボタンまわりのデザインは、ちょっとサイバーチックな雰囲気となっている。

[相澤裕介, ITmedia]

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