> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時41分 更新

バイオノートZ PCG-Z1/P:スタイリッシュな外観とSXGA+ディスプレイを備えたお手頃価格の2スピンドルモバイル
ソニー

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デザインと実用性の両立を目指したモバイル機

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 「バイオノートZ PCG-Z1/P」が採用する14.1型液晶パネル+2スピンドルというカテゴリには、ビジネス向けのモバイルノートPCがズラリと並ぶ。家庭向けのデスクトップ置き換えを目指した機種なら15型以上、携帯性のためにキーボードサイズやスピンドル数で妥協する製品なら12.1型以下が主流で、その間にある本機は、携帯性と機能性を両立させたフォームファクタと言い換えることもできるだろう。

本体のサイズは316(W)×247.4(D)×23.8〜39mm(H)mm、重量は約2.1kg。手前と奥で厚さが約15mm異なる楔形のフォルムを採用している(クリックすると拡大します)

※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります

 ソニーのモバイル機は、これまでサイズを縮小し、軽量化した製品を中心にラインナップされてきたが、本機ではワールドワイドで使われるモバイル機の本流とも言うべきカテゴリに挑戦している。しかも店頭1モデル、ソニースタイル1モデルのシンプルなモデル構成ながら、全機種がSXGA+の液晶パネルを搭載。搭載されているパネルは、発売時期が同じ他社製品と比較すると視野角が多少狭い印象を持ったが、価格対機能を考えると十分に納得のできるものだろう。この価格でSXGA+の14.1型液晶パネル搭載Pentium M機が購入できるというのは、それだけでもアドバンテージだ。

 本機の開発担当者によると、より高い解像度でメインマシンとして通用する機能性、パフォーマンスを実現しつつ、その上で携帯性を……といった言葉を聞くことができた。それはまさに、このクラスの王道とも言えるコンセプトだ。

 しかし本機には、スペックやフォームファクタ以上に重要視されたポイントがある。それがデザインだ。モダン家具の要素を取り入れたという本機のデザインは、これまでのノートPCにはなかった斬新なものだ。デザイン面での斬新さと実用性の高さのバランス。それをどう評価するかが、本機を選ぶ上でのポイントと言える。

デザインに込めた使いやすさ

 ソニーは単に斬新なデザインを採用しただけでなく、実用性にも繋がっている。それがバイオノートZのデザインだと主張する。たとえばキーボード両脇の空間とフレームのデザイン。コネクタを左奥に集中させ、コネクタのガイドをフレーム内に書き込んだ。右側に配置された電源ボタンも、フレームの幅で守られる。コネクタの突出部がフレーム内に隠れるようにする意図もあったという。

 PCの機能的な部分を黒でデザインされた部分に集中させ、白い部分をフラットに仕上げたのも、道具としての機能性と開放的なデザインの両立を狙っているように感じられる。バイオノートZは液晶パネル部を固定するラッチが存在しないデザインを採用しているが、それもデザイン的なスッキリさと開けやすさの両立を目指したものだとか。

本体右側面。黒くデザインされた奥の部分に電源ボタンとモデムポートを、手前の白い部分にDVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブを配置する(クリックすると拡大します)


本体左側面。奥の黒い部分にはメモリースティックスロット、USB 2.0×2、IEEE1394、オーディオ入/出力が並ぶ。手前の白い部分にはPCカードスロットを用意(クリックすると拡大します)


本体背面には外部ディスプレイとEthernetがある(クリックすると拡大します)

[本田雅一, ITmedia]

関連リンク
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