> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時35分 更新

EDiCube R855H:Pen4-M 2.0GHz搭載で16万円、コストパフォーマンス優れるオールインワンノートPC
エプソンダイレクト

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飽きのこないシンプルなデザインとSXGA+の大画面が魅力

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 エプソンダイレクトの「EDiCube R855シリーズ」は、搭載するOSにより2つのモデルが用意されている。今回レビューを行うのは、Windows XP Home Editionを搭載した「EDiCube R855H」だ。ただし、両モデルとも搭載OS以外の違いは見受けられないので、基本的な性能は同じと考えて差し支えない。

 まずは、その筐体デザインから解説していこう。液晶の背面は反射を抑えたシルバーメタリックで、小さく「EDiCube」のロゴが配されている。また、大画面液晶の割には十分な強度が確保されているようである。

本体のサイズは336(W)×274(D)×38(H)mmで、重量は約3.0kg。外面のデザインは極めてシンプルで、液晶部分の剛性も高い(クリックすると拡大します)

 本体にFDドライブが装備されていないこともあり、筐体の高さは38mmとスタイリッシュに仕上がっている。本体内面は、ベースカラーが濃紺の落ち着きのある雰囲気となっている。全体的にみて、飽きのこないシンプルなデザインにまとまっているといえるだろう。

 15型液晶は、最大SXGA+(1,400×1,050ピクセル)の大画面を表示可能。デスクトップを広く使えるのが嬉しい。

内面のデザインもシンプルに仕上がっている。大画面液晶がなんとも気持ちよい(クリックすると拡大します)

キーボードの操作性は極めて良好、左右ボタンには使いにくさも

 EDiCube R855シリーズのキーボードは、キーピッチ19mmのフルサイズキーボードである。キー配列に大きな癖があるわけでもないし、キーストロークも3mm確保されているので、非常に快適なタイピングを行うことが可能だ。イメージ的には、デスクトップ用のキーボードがそのまま付いているような感じといえるだろう。

 キーボードで唯一気になったのは、[Enter]キーの右側に[PageUP][PageDown]キーが配置されていること。[Enter]キーを押すつもりで、うっかり[PageUP]キーなどを押してしまう場合がある。この点だけは慣れが必要であろう。

 いっぽうタッチパッドの操作性は、それほど好印象を受けなかった。画面サイズに対してタッチパッドの面積が小さいのか、ポインタの動きが遅く感じてしまうのである(初期設定では、タッチパッドの端から端まで指を移動させても、画面の6〜7割程度の距離しかポインタが移動しない)。ただし、これはポインタの移動速度を変更することにより改善が可能である。

 操作しにくいと感じたのは、むしろ左右ボタンのほうである。横に長い左右ボタンは、縦の幅が短すぎて親指の位置を限定してしまうのだ。また、ポインタを微妙に移動させる場合など、「タッチパッドの感度が悪いかな?」と感じてしまう場面もあった。

黒に白文字のキーボードは、なんとなくレトロっぽい印象がする。タッチパッドの左右ボタンは横長すぎて少しクリックしにくい(クリックすると拡大します)

マウスの設定でポインタの移動速度を速く設定することをお勧めする

 なおEDiCube R855シリーズでは、本体前面にある音楽CD再生ボタンを操作することにより、OSを起動しなくても音楽CDの再生が行えるようになっている。

本体前面に配置された音楽CD再生ボタン。一番左にあるイジェクトスイッチは、電源OFFの状態でCD-ROMやDVD-ROMを取り出す場合にも使用できる

[相澤裕介, ITmedia]

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