> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時35分 更新

EDiCube R855H:Pen4-M 2.0GHz搭載で16万円、コストパフォーマンス優れるオールインワンノートPC
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Pen4-M 2.0GHz搭載で、高速な処理速度を実現

 続いてEDiCube R855Hのパフォーマンスについて語っていくとしよう。処理速度は、さすがにPentiumu 4-M 2.0GHzを搭載しているだけあって、極めて快適である。以下はいつものとおり、「PCMark2002Pro」によるベンチマークテストの結果である。

PCMark2002Proのベンチ結果(クリックすると詳細画面を表示します)

「CPU Score」は4,684。ノートPCの中では最速クラスの処理速度といえるだろう。ただし、最近続々と登場してきたCentrinoマシン(Pentium M搭載マシン)も、本製品と似たような結果を残している。参考までに同社の「EDiCube S150H」(Pentium M 1.40GHz搭載)のテスト結果を紹介しておくと、そのCPU Scoreは4,649であった。こうなってくると、「モバイルPentium 4搭載マシン」と「Pentium M搭載マシン」のどちらを購入すべきか、判断に迷うところである。

 とはいえEDiCube R855Hは、約16万円という普及価格帯で購入可能な製品だ(2003年4月現在)。そのコストパフォーマンスが非常に優れていることには変わりがない。

 いっぽう3Dグラフィックス性能は、エントリークラスのノートPCと同等レベルの性能しか有していない。以下は「3DMark2001SE」の結果であるが、「Low Detail」のゲームはそこそこスムーズな動きを見せるものの、「High Detail」になると微妙にカクカクとした動きになってしまう場面がある。ハードウェアが対応していない処理命令も多い。

3DMark2001SEのベンチ結果(クリックすると拡大します)

 こういった3Dゲームを存分に満喫したいのであれば、EDiCube R855Hのグラフィックス性能は物足りなく感じてしまうであろう。逆に、3Dグラフィックスを利用しないのであれば、これは全く問題とはならない。

[相澤裕介, ITmedia]

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