> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時42分 更新

InterLink MP-XP7230:超低電圧版モバイルPentium III-M 933MHz搭載のミニノートPC
日本ビクター
製品写真
総合評価 7点
携帯性、デザイン 9
パフォーマンス 6
操作性 5
拡張性、インタフェース 7
バッテリ 8
レイティングポリシー

総合評価コメント

 超低電圧版モバイルPentium III 933MHz-Mを搭載しているだけあって、他のミニノートPCより1ランク上の処理速度を実現している。ただし、そのぶん価格は少し高め(2003年4月時点における実売価格は20万円前後)。安いミニノートPCが10万円前後で販売されていることを考えると、価格を取るか、スピード&機能を取るか、ユーザーにとっては迷い所となるだろう。ユニークな点は、固定式の内蔵バッテリ+着脱式のアウターバッテリというデュアルパワーシステムを採用していること。用途にあわせて、サイズ、重量を変化させられるのは評価できる。総合的に見て、(予算に余裕があれば)活躍が期待できる製品といえるだろう。→レビュー本文

評価のポイント

携帯性、デザイン
    225(W)×152(D)×29.5(H)mmというミニノートPCらしい携帯性を実現している。アウターバッテリを装着すると重量は1kgを超えてしまうが、それでも抜群の携帯性を備えていることには変わりない。液晶部分、本体部分とも、なかなか頑丈に作られているので安心して携帯できる。ただし、駆動中は本体底面がかなり熱くなってしまう。
パフォーマンス
    超低電圧版モバイルPentium III 933MHz-Mにより実現される処理速度は、ミニノートPCとしては高速な部類に入る。多少モタつきが生じる場合もあるが、一般的な操作であれば快適に動いてくれる。グラフィックス性能も悪くはない。
操作性
    キーピッチ16mmのキーボードは、かなり小さめである。ミニノートPCである以上仕方がないことであるが、タイピングにはある程度の慣れが必要。ポインティングデバイスは、スクロールボタン付きのスティック式。
拡張性、インタフェース
    USB 2.0×2、IEEE1394、無線LAN、Ethernet、モデム、PCカードスロットなど、基本的なインタフェースはすべて装備している。SDメモリーカードスロットもある。先進的ではないものの、必要なインタフェースはすべて揃っているといえるだろう。
バッテリ
    固定式の内蔵バッテリに加えて、着脱式のアウターバッテリが標準付属している。内蔵バッテリによる駆動時間は約1.6時間と短いが、標準バッテリを装着すれば約4.5時間の連続駆動が可能(いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法の値)。アウターバッテリを装着すると、重量が約170g、奥行きが25mmほど大きくなってしまうが、携帯に支障をきたすほどではない。

ベンダー製品担当者からの一言

「InterLink MP-XP7230」は、気軽に持ち運びができるA5サイズでありながら、高性能CPUを搭載したミニノートPCです。このサイズに豊富な端子を装備していますので拡張性も心配ありません。サブマシンとしてだけではなく、メインマシンとしても十分にご活用いただけるモデルです。(日本ビクター AV&マルチメディアカンパニー 商品企画部 神谷 博)

スペック

製品名 MP-XP7230
CPU 超低電圧版モバイルPentium III 933MHz-M
液晶 8.9型低温ポリシリコンTFT(バックライト付き、1,024×600ピクセル)
チップセット SiS630ST
グラフィックス(ビデオRAM) チップセット内蔵(メインメモリと共有)
標準メモリ 256Mバイト(最大384Mバイト)
HDD 40Gバイト(Ultra ATA‐100)
バッテリ駆動 約1.6時間(内蔵バッテリ)/約4.5時間(内蔵バッテリ+アウターバッテリ)※いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法による
本体サイズ(W×D×H) 225×152×29.5mm
重量 905g/約1.08kg(アウターバッテリ装着時)

[相澤裕介, ITmedia]

関連リンク
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MP-XP7230 製品情報
ミニノートPC インデックス

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