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無線LAN、Blutooth対応のマルチポートを搭載
続いてEvo Notebook N620cの筐体や拡張性について語っていこう。本体サイズは307(W)×250(D)×31(H)mm、重量は約2.1kg。常時携帯するには少し大き目のサイズだが、必要なときに携帯するくらいであれば十分なサイズといえる。



本体サイズは307(W)×250(D)×31(H)mm、重量は約2.1kg。常時携帯はさすがに厳しいが、必要に応じて持ち歩くぶんには十分なサイズと重量だ(クリックすると拡大します)
※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります
液晶背面はブラック&シルバーのツートーンカラーとなっている。これはデザインだけでなく、拡張性という側面を持っている。というのも、シルバーの部分は取り外しが可能なマルチポートとなっているからだ。オプション販売されているマルチポートモジュールを装着することにより、他のインタフェースを塞ぐことなく無線LANやBluetoothに対応できるのである。
そのほか、2Gバイトまで拡張可能なメモリ、セカンドHDDやセカンドバッテリと交換が可能なDVD-ROMドライブ(マルチベイ)など、本機の拡張性は非常に優れている。本体底面には、Mini-PCIスロットや拡張コネクタも用意されている(ただし、拡張コネクタに接続可能なドッキングステーションなどは、今のところ用意されていない)。全体的にみて、拡張性に問題はないといえるだろう。
その一方で、問題と感じてしまうのは、標準装備されている機能が少し乏しいこと。(後のインタフェース解説の部分でも述べるが)IEEE1394が装備されていない、無線LANやCD-R/RWドライブがオプションになっている、などだ。これらは金銭的な部分でのマイナスポイントとなるであろう。
デュアルポイントを搭載! タイピング感触も良好
液晶を開くと、当然のようにキーボードやポインティングデバイスが目に入る。次は、Evo Notebook N620cの操作性について解説していこう。
まずはポインティングデバイスであるが、本機には「タッチパッド」と「ポイントスティック」の両方が装備されている。もちろんマウスポインタの操作は、どちらのデバイスを利用しても構わない。各自が得意とするデバイスで操作を行えるのは、評価できる設計だ。

「タッチパッド」+「ポイントスティック」のデュアルポイントを採用。キーボードの感触も良好である
なお、ハードウェアによるスクロール機能は用意されていないが、タッチパッドに「Synaptics TochPad」を採用しているため、コーナーのタップ機能やバーチャルスクロールを設定することは可能である。
キーボードは、キーピッチ19mmのフルサイズキーボード。キー配列に癖があるわけでもないし、キーの反発力など、タイピングの感触も極めて良好である。
全般的にみて、操作性に大きな問題を感じる部分は見受けられない。操作性に優れていることも本機の魅力と考えてよいだろう。
[相澤裕介, ITmedia]
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