> レビュー 2003年5月20日 14時31分 更新

EDiCube S150H:連続駆動約5.5時間−−バランスの取れた2スピンドルモバイル
エプソンダイレクト

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丸みを活かした洒落たデザイン

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 「EDiCube Sシリーズ」は、エプソンダイレクトのCentrinoマシンとして2003年4月から新たにラインナップされた製品だ。OSの違い(Windows XP Professional/XP Home Edition/2000 Professinal)により3つのモデルが用意されているが、それ以外のスペックは3モデルともすべて同じである。

 もちろん、その筐体は14.1型液晶搭載の2スピンドルマシンとして、まったく新しくデザインされている。ラウンドコーナーを積極的に採用した筐体は、柔らかな雰囲気を演出しているし、液晶を開けると、タッチパッドやそのボタンまで濃紺一色(エプソンダイレクトのブランドカラー)に統一されているのが確認できる。筐体全体を縁取っている白も効果的だ。

外面は反射を抑えたシルバーに白い縁取りとなっている。本体サイズは310(W)×255(D)×32.5(H)mm。重量は、ダミーモジュールを装着すると約2.2kgに軽量化できる(クリックすると拡大します)

※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとはやや違った見え方になる場合があります


丸みを帯びた柔らかい雰囲気のデザインに仕上がっている。タッチパッドの色まで濃紺に統一されているのが面白い(クリックすると拡大します)

 液晶と本体の継ぎ手部分は、少し幅が小さくなっているが、ガタつくこともなくしっかりしている。キーボード部分の強度も問題のないレベルといえるだろう。液晶部分の強度には少し不安を感じてしまうが、14.1型以上の液晶を搭載している薄型ノートは全般的に似たような傾向であり、「EDiCube Sシリーズ」が他の製品と比べて特別弱いわけではない。

癖のないキーボード、ポインティングデバイスはやや難ありか?

 EDiCube Sシリーズのキーボードは、キーピッチ19mm、キーストローク3mmのフルサイズキーボード。各キーの形状・サイズ、キー配列などは非常に素直に作成されており、普通に使いやすいキーボードとなっている。おそらく、万人が抵抗なく使えるキーボードといえるだろう。

 ポインティングデバイスは、タッチパッド+左右ボタンと上下スクロールボタン。ただし、上下スクロールボタンは画面をスムーズにスクロールさせるものではなく(スクロールバーにある上下の矢印をクリックしたときのように)、段階的な画面の移動しか行えない。個人の好みにもよるかもしれないが、タッチパッドの右端や下端を使ってスクロールさせたほうが快適かもしれない。

 電源ボタンの右側には、4つのインスタントキーが装備されている(これらのキーも色が濃紺に統一されている)。これらのキーには、「インターネット」「メール」「Power Gear」「タッチパッド」といった機能が割り当てられている。なお「Power Gear」は、CPUクロックや液晶の明るさを抑えて消費電力を低減させる機能を、「タッチパッド」はタッチパッドの有効/無効を切り替える機能を持っている。

[相澤裕介, ITmedia]

関連リンク
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