> レビュー 2003年5月20日 22時4分 更新

ThinkPad R40e 2684-42J:ThinkPadブランドのエントリーノートPC
日本アイ・ビー・エム
製品写真
総合評価 6点
デザイン 6
パフォーマンス 5
機能性 6
拡張性 7
付属ソフト 6
コストパフォーマンス 7
レイティングポリシー

総合評価コメント

 ThinkPadシリーズのバリュー向けモデルで、搭載CPUやOSにより4モデルがラインナップされている。バリュー向けモデルということで、光学ドライブが固定式になっており、ウルトラベイ2000対応デバイスが利用できないなど、他のThinkPad製品と比較すると拡張性は劣る。また、Windows XP搭載モデルでも、標準メモリ128Mバイトという点は気になる。しかし、最小構成で10万9,800円から(IBMダイレクト価格)となっており、ThinkPadブランドを安価で利用できる貴重な存在。企業の一括導入などに適した1台といえるだろう。→レビュー本文

評価のポイント

デザイン
    直線基調のデザインとThinkPadブラックの組み合わせは、スタイリッシュとは言い難いが安心感はある。廉価モデルでありながら、安っぽさを感じさせないのはThinkPadブランドの賜物といえる。
パフォーマンス
    CPUはモバイルCeleron-M 1.70GHzと低価格モデルとしては標準的なものだが、128Mバイトの標準メモリ容量はWindows XPを快適に動作させるには辛い。
機能性
    ドライブ構成はHDDとCD-ROMドライブのいわゆる2スピンドルモデルとなっており、FDドライブは内蔵していない。キーボードに定評のあるThinkPadだけあって、キーボードの作りはバリュークラスの製品としては秀逸だ。
拡張性
    メモリは最大1Gバイトまで増設可能。インタフェースはUSB 1.1×2、PCカードスロットType II/III×1などで、必要最小限に留められている。「ウルトラベイ2000」に対応していない点に関しては、廉価モデルとしての割り切りが必要だ。
付属ソフト
    アプリケーションは少ないが、リカバリーCDの作成が可能なバックアップ&リストアツールが付属している。Windowsキーを割り当てるユーティリティも付属しており、キーボードにWindowsキーがない欠点を補っている。
コストパフォーマンス
    ThinkPad Rシリーズはコストパフォーマンスの高さが魅力だが、その中でもR40eは10万9,800円から(IBMダイレクト価格)となっており、コストパフォーマンスは高い。ただし、価格を抑えたぶん、拡張性が犠牲になっている。

ベンダー製品担当者からの一言

「ThinkPad R40e(2684-42J)」は、コストパフォーマンスに優れたA4スタンダードモデルです。価格を抑えつつも、キータッチの良さ、堅牢性、実用性に富んだ独自のソフトウェアなどThinkPadならではの品質はしっかり維持。2スロットメモリー、交換が簡単なハードディスクなど拡張性も考慮しています。最も身近なThinkVantageマシンとして、最初の1台や企業の大量導入などにお勧めします。(日本IBM PC製品事業部 大久保 宣江)

スペック

製品名 2684-42J
CPU モバイルCeleron-M 1.70GHz
液晶 14.1型TFT(1,024×768ピクセル)
チップセット ATI RADEON IGP 330M+ALi 1535+
グラフィックス(ビデオRAM) チップセット内蔵(メインメモリと共用)
標準メモリ DDR SDRAM PC2100 128Mバイト(最大1Gバイト)
HDD 20Gバイト(UltraATA-100)
光学ドライブ CD-ROMドライブ
本体サイズ(W×D×H) 313×254×33〜38.8mm
重量 約2.7kg(バッテリ装着時)

[赤坂賢太郎, ITmedia]

関連リンク
日本アイ・ビー・エム ホームページ
日本アイ・ビー・エム 製品インデックス
ThinkPad R40e 2684-42J 製品情報
オールインワンノートPC インデックス

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