|
前のページ
|
3/3|
最初のページ
小型ながらもフルサイズのキーボードは打鍵感も良好

本体の右側にはDVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブが、左側には各種のインタフェースがまとめられている。FireWire(IEEE1394)はFireWire 400(転送速度400Mbps)対応。ビデオ出力はアナログ専用で、外部ディスプレイ用の「VGAアダプタ」とSビデオ/コンポジットビデオ出力用の「ビデオアダプタ」が付属する。
気になるのは、PCカードスロットが非搭載なこと。AirH"カードやメモリカードアダプタなどを使いたいユーザーも少なくないと思われるので、PCカードスロットはやはり欲しかった。

本体右側面。スロットローディング式DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブのメディア挿入口がある。AppleStoreではDVD-RとCD-R/RWに両対応したSuperDriveも選択できる(クリックすると拡大します)

本体左側面。モデム、Ethernet、FireWire(IEEE1394)、USB 1.1×2、ビデオ出力、サウンド入/出力などが並ぶ(クリックすると拡大します)
無線LANはオプションだが、「AirMac Extremeカード」を装着することによりIEEE802.11g対応の無線LANが利用できる。Bluetoothには標準対応しており、同規格対応の周辺機器をワイヤレス接続可能だ。
アップルのノートパソコンはキーボードにもこだわりを持っており、小さい本体サイズでありながらも、キーボードは19mmのキーピッチを確保している。キーボードが固定式になったことでベース部分の剛性が高まり、打鍵感はノートPCの中でもかなり良い部類に入る。トラックパッドはiBook搭載のものよりもひと回り小さいが、操作性は犠牲になっていない。

キーボードはキーピッチ19mmのフルサイズ。キーボードが固定式になったためベース部分の剛性が高まり、打鍵感が向上した(クリックすると拡大します)
12.1型液晶はiBookに比べるとコントラストは若干高くなった感じだが、上下の視野角はやや狭くなった印象を受ける。とはいえ、ディスプレイの向きを調整すれば済む話なのでたいして気にはならないだろう。
ひとつ難点を挙げるとすれば、パームレスト部分の発熱。特にハードディスクを収めている左側が熱くなることがある。じかに手に触れる部分だけに、早急に対策してほしい。
とはいうものの、アップルが満を持して放ったモバイルノートはその意気込みを十分に感じさせるもので、PCユーザーにとっても気になる存在だろう。価格も22万9,800円(直販価格)と、PowerBook G4シリーズとしては手頃だ。Macでモバイルしたいユーザーにとっては特にお勧めの製品だ。
[赤坂賢太郎, ITmedia]
前のページ
| 3/3 | 最初のページ
|