> レビュー 2003年5月20日 22時59分 更新

WinBook WX4180C:米軍用規格を参考に開発した強靭ボディのオールインワン
ソーテック

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細かな難はあるものの、価格を超えた堅牢性は魅力

 堅牢性をアピールポイントとしたWX4180Cだが、基本性能は価格を考えると納得のいくものとなっている。

 CPUにはモバイルPentium 4-M 1.8GHzを搭載し、オフィスアプリケーションを使用するレベルではパフォーマンス不足を感じることない。チップセットはVIA Technologiesのグラフィックス統合チップセット「VP4N266」と「VIA8233」の組み合わせとなっており、ビデオRAMはメインメモリから16Mバイトが割り当てられる。メインメモリは256Mバイトが標準だが、メモリの一部がグラフィックス用に割り当てられるため、Windows XPを快適に動作させるためにはメモリの増設が必要だろう。

 WX4180Cはオールインワンタイプとしては小振りなボディとなっているため、HDD(40Gバイト)と光学ドライブ(DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ)を搭載したいわゆる2スピンドルマシンとなっている。フロッピーに関しては、USB接続のフロッピードライブがオプション設定となっている。

 インタフェースは、シリアル/パラレルといったレガシーインタフェースはないものの、USB 2.0、IEEE1394といった高速インタフェースを装備しており、HDDなどのように高速なデータ転送速度が求められる場合でも困ることはない。ただし、PCカードスロットはType II×1となっているため、無線LANやカードタイプのPHS使用時にはPCカードスロット経由でデジタルカメラの画像をやりとりするといったことはできなくなってしまう点には留意した方がいいだろう。

本体正面。左側の4つのボタンはクイックスタートボタン。IEEE1394やサウンド入/出力、ボリューム調節つまみも用意されている


本体右側面。USB 2.0×2、Sビデオ出力、光学ドライブが並ぶ。本体の手前側に設けられたはUSBポートはマウス接続時に重宝する。光学ドライブのイジェクトボタンに脇にあるのは「ドライブロック」レバーだ(クリックすると拡大します)


本体左側面。外部ディスプレイ、モデム、Ethernet、USB 2.0、PCカードスロットType II×1が配置されている。PCカードスロットにはダミーカードが装着される(クリックすると拡大します)

 同社の製品は激安製品が主流となっており、“安価”というイメージが強い。その中でWX4180Cは、15万9,800円という価格が付けられている。価格だけで捉えると同社製品としては割高だが、この価格帯の中で本機ほどの堅牢性を備えた製品はない。細かい使い勝手に難はあるものの、これだけの堅牢性をこの価格で実現したことは十分評価に値する。ヘビーデューティな場所で使用する機会の多いユーザーの中でも、価格にうるさいユーザーにお勧めの1台といえるだろう。PCUPdate

[赤坂賢太郎, ITmedia]

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