> レビュー		2003年6月27日　08:54 PM 更新

LaVie L LL930/5D
スタイリッシュな筐体のメインストリームノートPC（1/3）

	総合評価 7 デザイン 7 パフォーマンス 6 機能 7 拡張性 6 付属ソフト 8 コストパフォーマンス 7 レイティングポリシー

評価のポイント

デザイン

　シルバーをベースとした筐体とオールインワンタイプのノートPCとしては薄い36.5ミリという厚さにより、すっきりした印象を与える。無機的なカラーリングは長く使っても飽きがこない。コーナー部分を丸めるなどのデザインされており、スタイリッシュな筐体といえる。

パフォーマンス

　モバイルPentium 4/1.60GHzを搭載し、十分なパフォーマンスを提供する。グラフィックスチップにはATI RADEON IGPを採用しており、このクラスのノートPCとしては標準的なパフォーマンス。ただし、ハードな3Dゲームなどには向かないだろう。

機能

　高輝度、低反射を誇るスーパーシャインビュー液晶を採用し、DVDなども快適に再生できる。キーボードの打鍵感は良好で、長時間のタイピングでも疲れにくい。光学式のマウスも付属しており、フラットパッドが苦手なユーザーでも快適に使用できる。

拡張性

　ノートPCとしては標準的な拡張性を備える。メモリは最大1Gバイトまで増設可能。空きスロットは1つで最大の1Gバイトに増設するときは標準のメモリを取り外す必要がある。レガシーインタフェースであるシリアル／パラレルポートを装備しており、過去の周辺機器資産も接続可能だ。

付属ソフト

　マイクロソフトの「Office XP Personal」をはじめとした実用的なアプリケーションからビデオ編集ソフトやマルチメディアファイル管理ソフトといったホビー用途にも活用できるアプリケーションまで、まんべんなく添付する。購入してからすぐ使えるのは魅力だ。

コストパフォーマンス

　20万円弱の実売価格は、モバイルPentium 4プロセッサや多数のアプリケーション、クリアパネル液晶などを搭載していることを考えると妥当な線といえる。基本性能もしっかりしており、スリムなシルバーのスタイリッシュな筐体に魅力を感じるユーザーは購入して後悔のない製品だ。

総合評価

　LaVie Lシリーズは、日本電気のメインストリームに当たるオールインワンノートPC。筐体のカラーにより、ホワイトスタンダードとシルバースリムの2タイプがある。LaVie L LL930/5Dはシルバースリムタイプの最上位モデルで、モバイルPentium 4-MやCD-R書き込み24倍速のマルチプレードライブを搭載するなど差別化が図られている。

ベンダー製品担当者からの一言

「LaVie LL930/5D」はインターネットやオリジナル音楽CDの作成はもちろん、デジタルビデオカメラなどで撮影した映像や画像の加工・編集などもできる、クリエイティブなデジタルライフを提供するスタンダードノートPCです。今回新たに高輝度・低反射を実現した「スーパーシャインビュー液晶」を採用したことで、DVD映画ソフトなども、より明るく美しい画面で楽しめます。また、初心者の方にも安心・快適にご利用頂けるよう、使いたいソフトまでナビゲートしてくれるメニューソフトを搭載するなど、使う人のニーズに幅広くフィットするノートPCとして商品化しました。（NECカスタマックス　マーケティング本部　商品企画部　榎本浩二）

主要スペック

CPU	モバイルPentium 4-M／1.60GHz
液晶	15型スーパーシャインビュー液晶（1024×768ピクセル）
チップセット	ATI RADEON IGP 340M／ALi M1535+
グラフィックス（ビデオRAM）	チップセット内蔵（メインメモリと共用）
標準メモリ	DDR SDRAM PC2100 256Mバイト（最大1Gバイト）
HDD	40Gバイト（UltraATA／100）
光学ドライブ	DVD-ROM & CD-R／RWマルチプレードライブ
本体サイズ（W×D×H）	329×265×36.5mm
重量	3.2kg

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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