> レビュー 2003年6月30日 08:52 PM 更新

DynaBook P7/X28PME
優れたパフォーマンスを持つオールインワンデスクノートPC(2/3)

製品写真
総合評価8
デザイン6
パフォーマンス9
機能7
拡張性6
付属ソフト6
コストパフォーマンス7
レイティングポリシー

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FSB533MHzのPentium 4を搭載し、パフォーマンスは申し分なし


 東芝の「DynaBook P7/X28PMEモデル」(以下X28PME)の魅力は、なんといってもパフォーマンスの高さだろう。CPUにはFSB533MHzに対応したデスクトップ用のPentium 4/2.8GHzを搭載し、国内メーカー製のノートPCでは最速だ。

 モバイル向けのモバイルPentium 4-Mと異なり、拡張版SpeedStepなどの低消費電力技術は実装されていない。TDP(熱設計電力)は68.4ワットと70ワット近いため、筐体にある放熱用のスリットの面積も大きい。高い負荷をかけているときはファンの音はかなり大きくなることや、約2時間というバッテリの駆動時間も、パフォーマンスの高いCPUを搭載しているトレードオフと割り切るべきだろう。


PCMark2002Proのベンチ結果

 チップセットはデスクトップ向けのインテル845PEを搭載し、グラフィックスチップはNVIDIAのGeForce4 420 Goを搭載している。GeForce4 460 Goを搭載しているハイエンドモデルのDynaBook G7シリーズに比べるとグラフィックスチップ単体での3D描画能力は劣るものの、CPUが高速な分、「ファイナルファンタジーXI for Windows オフィシャルベンチマークテスト」に関してはこちらの方が結果は優れており、3D描画能力を必要とするゲームも快適にプレイできるパフォーマンスを備えている。

 ドライブ関係では60Gバイトのハードディスクを装備し、光学ドライブはDVD-ROM&CD-R/RWマルチドライブを採用。マルチドライブは本体正面に装着されているので、メディアの着脱時に横方向のスペースを必要としない点は、本体が大柄なことを考えるとユーザビリティは高い。なお、フロッピードライブは内蔵していないが、USB接続のフロッピードライブが付属する。

 X28PMEは、直線基調のオーソドックスなデザインを採用している。従来のDynaBook PシリーズがDynaBook Gシリーズに準じた曲線を使用したグラマラスなデザインを採用していたことを考えると、大幅な変更といえる。ヒンジ部分にメッキを使っており、見た目の高級感を演出しているが、見方によっては安っぽく見えるかもしれない。好みの分かれるところだ。全体的には飽きのこないシンプルなデザインといえるだろう。


本体正面。キーボード上部にワンタッチ操作ボタンがついており、Webブラウザ、メールソフトのワンタッチ起動のほか、テレビ出力のワンタッチ切り換えも行える

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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