> レビュー		2003年7月11日　07:10 PM 更新

16.1インチ液晶搭載の高機能フルスペックノート
ソニー バイオノートGR PCG-GRV99G/P（3/3）

	総合評価 8 デザイン 7 パフォーマンス 9 機能 9 拡張性 8 付属ソフト 8 コストパフォーマンス 7 レイティングポリシー

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UXGA対応の16.1インチ液晶ディスプレイは圧巻

　GRV99G/Pのもう一つの特徴は、1600×1200ピクセルという広大なエリアを表示できるUXGA対応の16.1インチTFT液晶ディスプレイを搭載していることだ。ただし、Windowsの標準画面解像度である96dpiでは画面表示が小さくなりすぎて見にくく感じることがある。場合によってはより低い画面解像度に設定変更する必要がありそうだ。

　16.1インチ液晶を搭載していることから本体はかなり大柄だが、直線基調のスマートなデザインを採用しているため、大柄ながらも見た目はすっきりしている。液晶部の外側にはマグネシウム合金を使用しており、質感だけでなく本体の薄型化・軽量化にも貢献しているようだ。

本体正面。UXGA（1600×1200ピクセル）対応16.1インチTFT液晶は広視野角タイプを使用している

本体背面。大きく開けられた排気口がCPUパワーを物語っている。パラレルポートを備えているため、USBポートがない旧式のプリンタも接続可能だ

　PCG-GRV99G/PはMPEG-2エンコード用のハードウェアを内蔵しているため、テレビ録画時のCPU負荷を抑えることができる。録画時間は画質とハードディスクの空き容量によって異なるが、最大24時間まで録画可能だ。ワイヤレスリモコンが付属しているため、離れた場所からも操作できる。

離れた場所からも付属のリモコンで操作できる。リモコン用の赤外線受光部はUSBポートに接続する

　アプリケーションは、マイクロソフトの「Office XP Personal」のようなビジネスアプリケーションは付属してないが、ビデオ編集ソフト「Premiere 6 LE」や3D CGソフト「Lightwave3D express for VAIO」などが付属しており、クリエイターにとってはうれしいバンドルといえる。

　実売価格は30万円前後（2003年7月現在）と高価なため、すべてのユーザーにお勧めできるという製品ではないが、クリエイティブツールとしてはアプリケーションも充実している。趣味だけにとどまらず、プロを目指すクリエイター向けのノートPCという点ではお勧めだし、購入後も長く使える製品といえるだろう。

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[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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