> レビュー 2003年7月14日 06:21 AM 更新

500万画素を手に入れたコンパクト最上位機――キヤノン「PowerShot G5」レビュー(2/3)


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 G5では、CCDが従来機(G2/G3)で使ってきた1/1.8インチ400万画素タイプから、今年のハイエンドデジカメで主流となりつつある1/1.8インチ500万画素といった高画素タイプに変更された。これにより、最大記録画素数が従来の2272×1704ピクセルから、2592×1944ピクセルにアップしている。


絶滅危惧種のフンボルトペンギン。光学ズーム最大(35ミリ版換算で140ミリ相当)のフルオートで何枚か撮影したが、ピントが外れることはまったくなかった。PowerShot Gシリーズならではのクリアな画質に、500万画素の高い解像感が加わった。1/1000秒、F4。撮影日は曇天ながらも25度以上の“夏日”となり、時より雲の切れ間から強い日差しが当たっていたが、この撮影がまさにその時。だが、南米育ちのこのペンギンは日本の夏の暑さぐらいは平気らしい


キリンのアタマに馬のカラダを持つキリン科の珍獣オカピ。こちらもキレのある画像が撮れているが、オカピ最大の特徴であるお尻と足のシマウマのような模様の、ハイコントラストの部分に偽色が出ているのが残念。1/250秒、F4。


左が最大広角側(35ミリ版換算で35ミリ相当)、中央が光学ズーム最大(35ミリ版換算で140ミリ相当)、右がデジタルズーム併用時(最大16倍)

 PowerShotシリーズでは、Gシリーズより一足先に「PowerShot S50」が1/1.8インチ500万画素CCDを搭載してデビューしていた。当然「フラッグシップモデルのGシリーズにも500万画素を」というのは、一見自然な流れだ。

 だが、前機種のG3の発売から、わずか6カ月という同シリーズとしては異例の速さでのモデルチェンジに、ユーザーの中では疑問の声も上がっている。


日陰での作例。1/50秒、F3.5

 もともとPowerShot Gシリーズは、2000年10月発売の初代G1から毎年秋(9〜11月)に発売というローテーションを繰り返してきた。特に昨年11月に発売したG3は、発売までの期間がこれまででもっとも長く(2001年9月〜2002年11月)、またその完成度の高さから“PowerShot Gシリーズの集大成モデル”と見る向きも多かった。

[西坂真人, ITmedia ]

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