メガピクセル化した世界最薄デジカメ「eyeplate mega」の実力は?(2/3)eyeplate megaの凄い点は、この薄型ボディにSDメモリーカードスロットまで搭載してしまったことだ。前モデルは撮影画像の記録手段がわずか8Mバイトしかない内蔵メモリしかなく、VGAサイズで約26枚しか撮影できなかった。今回、SDカードを外部メモリとして利用できるようになったため、SDカードさえ用意できれば撮影枚数の上限はなくなった。約500枚撮影できる省電力設計がやっと生かせる仕様になったわけだ。内蔵メモリも16Mバイトに増えており、SDカードなしでも本体のみでSXGAサイズで約21枚の撮影が行える。
薄型ボディにSDメモリーカードスロットを搭載 撮影画像はJPEGに変換せずにRAWデータのまま保存されるので、記録時間も短くて済み、次々とシャッターを切れる。この方式は画像変換回路を本体側に持たなくていいためコスト的に有利なほか、省電力にも貢献する。 ただし、内蔵メモリやSDカード内に生成されたRAWデータは、同梱CD-ROMにある専用アプリケーション「eyeplate mega Photo Album」を経由しないとJPEGに変換できない。この専用アプリケーションは、PC側のカードスロットなどを介したRAWデータ読み込みに対応していないので、SDカードからでも必ず本体からUSB経由で画像を取り込まなくてはならないのはやや不便だ。インタフェースはUSB2.0に対応しているものの、1枚の画像取り込みに7秒前後かかってしまう。接続をUSB1.1にしても画像取り込み時間は変わらないことから、どうやらRAW-JPEGの画像変換に時間がかかっているようだ。 また、着脱式のストロボが標準で付属する。電源に単4形乾電池を1本使い、eyeplate megaのシャッターにシンクロして発光するだけというシンプルなもの。明るさに合わせて光量を調節するといった機能はなく、装着すると重さも厚みも2倍になってしまう。「ストロボ撮影もできます」ぐらいの補助的なものと割り切ったほうがいい。
着脱式のストロボは、eyeplate megaの機動性を大きく損なうわりに、光量も一定で使い勝手はよくない
さて、メガピクセル化した超薄型デジカメの実力が気になるところ。さっそく薄型軽量ボディをポケットに忍ばせて、戸外に撮影に出かけた。
VGA画像しか撮れなかった前モデルと比べると、131万画素はWeb用やサービス版程度のプリントなら十分実用範囲。日なたでの撮影では、色合いも変に誇張されず自然で好ましい
日没直前の夕方の空。こういった明暗がハッキリする撮影はやや苦手か
日陰になっていた手前の鳥居部分はいいが、日が当たっていた左奥の橋は白とびしてしまっている
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