“一眼レフ普及機”の名を継承――キヤノン「EOS Kiss Digital」(2/2)
レンズマウントは伝統のキヤノンEFマウントを採用。1000ミリを超す超望遠レンズからフィッシュアイまで50種類を超えるEFレンズ群が使えるというレンズ交換式一眼レフの魅力が、低価格なEOS Kiss Digitalで楽しめるのだ。
50種類を超えるEFレンズ群が使えるのも魅力 また、EOS Kiss Digital専用レンズとして「EF-S」レンズシリーズを用意。レンズキット付属の標準ズームレンズ「EF-S 18−55mm F3.5−5.6USM」は、35ミリ判換算で29−88ミリ相当と使いやすい焦点距離となる。ボディのみとレンズキットの実売の差額が2万円なので、非常にお得なレンズといえる。ただしこのEF-Sレンズは、EOS Kiss Digital以外のEFマウントカメラ(デジタル/銀塩)で使用すると、レンズ後端部とクイックリターンミラーが干渉してしまう。そのため、EOS Kiss Digital以外は装着できないように独自のメカ構造を採用している。また、このレンズは単体では販売されない。
EOS Kiss Digital専用レンズとして「EF-S」レンズシリーズを用意 EF-Sレンズはこのほかに、望遠ズームレンズ「EF55−200mm F4.5−5.6 II USM」(35ミリ判換算で88−320ミリ相当)がEOS Kiss Digitalと同時に発売される。価格は4万円。
望遠ズームレンズ「EF55−200mm F4.5−5.6 II USM」を装着したもの そのほか、EOSシリーズの豊富なシステムアクセサリーなどが使用可能。プリンターに直接つないでダイレクトプリントが行える「PictBridge」にも対応した。
EOSシリーズの豊富なシステムアクセサリーが使用可能。E-TTL自動調光に対応したEOSシリーズのマクロライトを使用して本格的なマクロ撮影も行える 「累計販売台数が850万台にも及ぶEOS Kissは、世界中で抜群の評価を頂いたが、そのEOS革命から10年が経過した。今回、EOS Kissの名を付けた商品を発売することは、銀塩EOS Kissのコンセプトをデジタル一眼の世界に広めたいというキヤノンの強い意志の表れ。EOS Kiss Digitalの発売をもって、一眼レフも本格的なデジタル時代に入った。EOS Kiss Digitalを起爆剤として、キヤノンのコーポレートブランドを一気に押し上げたい」(同社の御手洗冨士夫社長)
「EOS Kiss Digitalはキヤノンブランドを一気に押し上げる起爆剤」と語る御手洗冨士夫社長 EOS Kiss Digitalの主な仕様は以下の通り。
記録メディアはコンパクトフラッシュ(Type I/II)のほかMicroDriveも使用可能
電源は専用リチウムイオン充電池(BP-511/512)を使用
今回、銀塩カメラの新ラインアップ「キヤノン EOS Kiss Lite」(右)も発表された。EOS Kiss Digital(左)と並べてみると、兄弟機なのがよく分かる 関連記事 実売12万円、キヤノン「EOS Kiss Digital」発表 キヤノン、20万円の一眼レフデジカメ「EOS 10D」発表 関連リンク キヤノン [西坂真人, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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