> 特集 2003年8月22日 07:09 PM 更新

64ビット・コンピューティングでともに未来を目指す 〜インテルが語るJCS〜(2/2)


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 JCS様が、64ビットCPUである「Itanium 2」に注目されているのもそのためでしょう。製品開発に関しても、お渡ししたサンプルを、JCS様は1カ月程度かけてしっかりした評価をいただいております。この長いとは言えない期間内に、UNIX系のOSなどを使った独自テストを行ってお客様に提案するところまで実行されていらっしゃる。このJCS様の実力はすばらしいものがあります。通常のPCとは違うマインドをきちんと持たれていると思います。

 この分野においては私どもも期待していますので、積極的に展開していただきたいですね。その結果、JCS様の売り上げにも貢献できればと考えています。


HPCになくてはならないのがItanium 2だ。64ビットの優れたパフォーマンスは今後なくてはならないものとなるだろう

中山:今後のチャネル展開、JCSへの要望などはありますか?

茂手木:JCS様に限らず、チャネル全般をエンドユーザー様から見た場合の印象として、大手メーカーと比較してサポートなどに不安を持たれる場合もあるかも知れません。ですがインテルのサーバビルディングブロックをメインで販売しているということで、その不安を払拭できるイメージを作っていきたいですね。目に見えにくいインテル・サーバ製品の信頼性をサポートしていただいているわけですから。

 JCS様は製品クオリティで大手メーカーに全く負けていないわけですから、もっと売れる仕組みをどう作っていただけるのかが今後の課題になります。製品戦略は確固としたものをお持ちなので、あとは営業戦略的にどう展開するのかがキーポイントになるでしょう。製品戦略に基づいたミッションで、組織立った営業展開を行っていただきたいですね。

 そのためにインテルができるサポートは可能な限り行います。たとえば、セミナーなどについてもどういった形が良いのかお互いに話を詰めて、新たな顧客の開拓につなげたいと考えております。

 大手メーカーとチャネル企業の差は、営業力と認知度です。製品そのものの良さとはまた異なる部分があるわけです。ですから、是非効率よくプレミアム・プロバイダだということを営業ツールに使ってほしいと思います。

 すでに、プレミア・プロバイダであることで「有名なプロバイダさんですよ」とインテルがお墨付きをつけたような形で効果が出るのであれば、もっと積極的にアピールしてくださいとお話しをさせていただいております。実際、JCS様はプレミアム・プロバイダになってから業績も上げていらっしゃいますね。

 大手メーカーと比較した場合の販売網や認知度の強化にプレミアム・プロバイダというのを使っていただいて、それが生きるというのであれば我々としても目標達成ということになります。


「JCS様との関係は、チャネル構想の理想像とも合致しています」と語る茂手木氏

[中山一弘(ユータック), ITmedia ]

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