記録型DVDから見た「Easy CD & DVD Creator 6」(2/5)UDFを選択した場合には下に「UDFブリッジのサポート」というチェックボックスが表示されるので、UDFブリッジをサポートするかどうかを決めることができる。
書き込み時のファイルシステムを選ぶこともできる。「ファイルシステム」と「ボリューム名」の表示が入れ替わっているのはご愛敬 上記で言うUDFは、マニュアルなどには特に記載されていないが、「Ver1.02」を使用しているそうである。
前回も紹介したが、Creator ClassicにはDVD-ROMやCDのイメージファイルを作る機能がある。メニューの「ディスク」から「ディスク情報」を表示させ、イメージを作成したディスクのトラックを選んで「トラックの読み出し」を行うとイメージファイルに保存できる。
イメージ形式にしておけばHDD上のデータからすぐに複製できる イメージのフォーマットは標準的なISO形式なので、Creator Classicのみならず、ほかのソフトウェアでもDVD-Rなどに焼くことができるはずだ。もちろん、Creator Classicで焼くこともできる。メニューの「ファイル」から「ディスクイメージからディスクに書き込む」を選んで、焼きたいISOファイルを指定すればよい。
HDDに保存したISO形式のファイルは、いつでもCreator ClassicでDVD-Rに焼くことができる こう説明すると、「わざわざイメージファイルを作るなどという面倒なことをせずに、DVD-Rで保存しておいた方がいいじゃないか」と思われるかも知れない。だが、HDDの大容量化がこれだけ進むと、データの中期的なバックアップはHDDの方が便利な場合もある。 例えば、現在手に入る中でもっとも大容量なHDDは、Maxtorの「MaxLine II」の300Gバイトだが、ここにDVD-Rのイメージを詰め込んだとしたら60枚分以上保存できることになる。なにしろ、HDDの大容量化は止まるところを知らないように見える。やがて「TB(テラバイト)」のHDDがわれわれのマシンに内蔵される日もそう遠くはないはずだ。そうなったときにはISOイメージファイルの容量などわずかなものだろう。 利便性という点から考えても、いちいちDVD-Rからコピーするより、ISOイメージからDVD-Rに焼いた方が速くて便利である。例えば、オープンソースなソフトウェアなどのタイトルをそろえておき、リクエストされたものだけをDVD-Rに焼いてあげるような場合にもISOイメージ形式は便利だ。 このほか、メディアの信頼性の問題もある。一流メーカーのメディアを使っていれば安心とはいうものの、それでも記録型DVDは保存状態が悪かったりすればデータが読めなくなる可能性がなくはない。まして、それが廉価なメディアであるのならば、その可能性はいっそう高くなる。また、どのようなメディアを使っていても、物理的な衝撃や傷によって読めなくなることもある。大切なデータであればあるほど、記録型DVDだけに保存しておくのは危険であるといえるだろう。
このバージョンから採用されたDVD Builderは、ビデオや静止画のキャプチャーと編集、オーサリングなどを行うビデオ編集ソフトウェアだが、一つ面白い機能が付いている。
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