記録型DVDから見た「Easy CD & DVD Creator 6」(3/5)それは「リアルタイムレコーディング」と呼ばれるもので、簡単にいえば「キャプチャーしたビデオをそのままリアルタイムでDVD+RWに書き込む機能」である。ハードディスクレコーディングをDVD+RWで実現したようなものともいえる。 この機能のミソは、DVD+RWを使ったVRレコーディングであることだ。DVD-RW/DVD-RAMを使用したVRレコーディング(ややこしいので前者をDVD+VR、後者をDVD-VRと呼ぼう)の場合、フォルダの構成やファイル名などはDVD-Videoとまったく異なるのに対して、DVD+VRはDVD-Videoとほとんど同じようなフォルダ構成やファイル構成をしている。このため、記録したデータを特にオーサリングしないでも、そのままDVD-Videoのように視聴することが可能になる“はず”である。 あまり細かいことはマニュアルでも触れられていないのだが、ビデオなどをそのままDVD+RWへ書き出すようなこともできるらしい。 そこで、TVをキャプチャーしてみようとパソコンにUSB 2.0のTVキャプチャーユニットをつないでみた。ところが、このソフトウェアで認識されるのはDV機器のみのようで、通常の内蔵型TVキャプチャーカードやUSB接続のキャプチャボックスは認識してくれなかった。
「リアルタイムレコーディング」を選んでもUSB経由のキャプチャー機器は使えない メディアコンバータなどを介せばDV機器経由でTVやビデオをキャプチャーすることは可能だろうが、安価な内蔵・外付けキャプチャー機器が増えている現状を考えると、DV機器以外からの録画も行えるようになって欲しいところである。 残念ながらメディアコンバータは持っていなかったので、その代わりにDVカメラを接続してみた。接続後に電源をいれると、今度は認識したようである。
DV機器ならOK 左側のプレビュー画面上部にある「リアルタイムレコーディング」というアイコンをクリックすると、「デバイスとメディアを調べています」というダイアログが表示された。 認識に成功したら、再生するテープを入れ、プレビュー画面の下に表示された「巻き戻し」「再生」「早送り」などのボタンを操作。希望の場面の頭出しが整ったら、その下方にある「キャプチャの開始」というボタンをクリックすればリアルタイムレコーディングが始まる。 公開された情報にはあまり詳しいことは載っていないが、ここでいうリアルタイムレコーディングというのは、DVD+VRフォーマットで記録されるモードである。
キャプチャー中の様子 「キャプチャの停止」と言うボタンを押せばキャプチャーは停止され、「新しいメニューをエンコードしています」という表示が出る。DVD+VRはDVD-Videoに準じた形式なので、録画したタイトルごとにメニューを作成しているようだ。しばらくすると、作業が終了し、「リアルタイムレコーディングが終了しました」と表示が出て、DVD Builderに戻る。
キャプチャーを止めるとメニューをエンコードする
録画された映像は「ムービーA」として取り込まれている 録画されたビデオは自動的に「ムービーA」となっているのが分かる。やはり、録画したビデオごとにタイトルとして記録されている模様だ。
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