ラインアップ
東芝のビジネス市場向けノートPCの構成を解説する(2/2)

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 dynabook Satellite M10シリーズは、Centrinoテクノロジを採用するビジネスモバイル。薄型、軽量かつスタイリッシュな外観を持ち、dynabook SSシリーズが携帯性を最優先させた設計になっているのに対して、M10は高い機能性を保ちつつモビリティの向上を図った製品。主に社内でのトランスポータブルな使い方が想定されており、無線LANの普及が進むオフィス環境において、常に社内ネットワークに接続しながら仕事をするワークスタイルを実現する。

 dynabook Satellite J10シリーズは豊富なモデルバリエーションを誇る中核機。オフィス内でのデスクトップ置き換えの使い方を想定し、シンプルで一体型風の外観、HDD、光学ドライブに加えてフロッピーディスクドライブも装備する3スピンドル構成を採用。またレガシーポートを含む、あらゆるインタフェースを内蔵した万能機だ。

 最後のdynabook Satellite A10シリーズは、クラストップクラスの薄型・軽量を目指しつつも、コストを重視しモバイルCeleronを採用した製品ラインである。基本的なプロフィールはM10シリーズともオーバーラップし、社内トランスポータブルのハイコストパフォーマンス2スピンドル機である。


dynabook Satellite J10シリーズ


dynabook Satellite A10シリーズ

持ち歩く多機能を実現したdynabook C

 携帯性重視のdynabook SS、社内トランスポータブルの中核機dynabook Satelliteに加え、その中間的な性格を担うシリーズとして位置付けられているのがdynabook C 4110シリーズだ。

 dynabook C 4110シリーズは12.1インチサイズの低温ポリシリコン液晶パネルを採用したCentrinoテクノロジ機という点でdynabook SSシリーズと特徴を共有しているが、より多機能、ハイパフォーマンスで、なおかつコストパフォーマンスにも優れた製品である。

 SSシリーズの1スピンドル構成に対し、C 4110シリーズは光学ドライブを搭載した2スピンドル構成を採用。SSシリーズほどの薄型・軽量を目指していない反面、USB 2.0×4、PCカードTYPE II×2、NTSCビデオ出力、IEEE1394ポートといった豊富なインタフェースを装備。プロセッサも高速なPentium M/1.3GHzを採用し、HDDも入手性の高い2.5インチ型を採用した。

 5.2時間の長時間バッテリー駆動を実現しつつ、2.1キロと持ち歩きやすい重量で、まさにdynabook SSの機動力とdynabook Satelliteの豊富な機能を一つに集約した、多目的に使えるバランスの良い構成が魅力だ。

東芝のビジネスノートPCが創り出すトータルソリューション

 これら、強力なdynabookブランドのビジネス向けノートPC製品は、ポータブル機の東芝を代表する製品群だが、もちろんノートPC以外もラインアップ。ローコストかつハイパフォーマンス、そして省スペース性を備えるデスクトップPCや、PCサーバ、さらには情報端末を利用したソリューションを実現するPocket PC、GENIOシリーズも用意し、企業システムをトータルでサポートするフルラインアップを構成する。

 全製品とも、東芝が長い歴史の中で育ててきた、互換性と信頼性に優れたオリジナルのBIOSを搭載していることも見逃せないポイントであろう。すべてのPCソフトウェアの基盤となるBIOSを自社の制御下に置くことで、さまざまな状況下におけるベストなソリューションを提供できる。BIOSからアプリケーション、システムソリューションに至るまで、ITのすべての要素を提供できる総合力が、東芝製ビジネスPCに深みを与えている。

[本田雅一, ITmedia ]

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ビジネスモバイル最前線:東芝ノートPCのアドバンテージを探る

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