> レビュー 2003年9月12日 06:39 PM 更新

“いかにもデル”の質実剛健なモバイルノート「Inspiron 300m」(2/3)


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拡張性を提供するメディアベースをオプションで用意

 モバイル用途では十分と言えるスペックを備えている300mだが、これでは物足りないというユーザーのために、オプションでメディアベースが用意されている。これは他社では「ドッキングベイ」などと呼ばれるもので、300mの下部に装着して使用する。というよりもむしろ、300mをメディアベースの上に乗せて使うと言ったほうがいいかもしれない。取り付け/取り外しは実に簡単。取り付けはメディアベースに乗せる感じでほぼ完了だ。取り外しは、レバー一本で簡単に外すことができる。

 メディアベースには光学ドライブ(1ドライブまで)やセカンドHDDを搭載できる。また、メディアベース用に標準バッテリーを搭載可能だ。なお、これらはすべてBTOオプションでの対応となる。


メディアベースには光学ドライブやセカンドHDDに加え、標準バッテリーも搭載可能

 メディアベースには、シリアル、パラレル、PS/2などのレガシーインタフェースも搭載している。面白いのが有線LANとVGA。これらはどうやら本体の有線LANおよびVGAを使用している模様で、本体の有線LAN/VGAポートとは排他使用となる。このためメディアベースに本体をセットすると、本体のLAN/VGAポートがふさがる構造になっている。


メディアベースの右側面には光学ドライブを搭載する。本体のVGAポートが使用不能になっている点に注意


メディアベースの背面には、音声出力、PS/2、パラレル、VGA、シリアル、有線LAN、IEEE 1394、USB 2.0×2が並ぶ


左側面には、メディアベース切り離し用のレバーがあるだけ。VGAと同様に、本体の有線LANポートが使用不能になっている

 使用スタイルに合った構成が選べるのも300mの長所だ。拡張性をさほど必要としないモバイル中心のユーザーなら300mだけを買えばいいし、自宅やオフィスなどでシステムを拡張して使いたいのならメディアベースとセットで購入すればよい。やや割高になるが、メディアベースは単体で購入することもできるので、とりあえず本体だけを買っておき、拡張性が必要になった時点でメディアベースを追加購入することも可能だ。

 モバイルノートだけに気になるのがバッテリー駆動時間だが、連続駆動の公称値は標準バッテリーで最大約2時間、大容量バッテリーで最大約2.5時間となっている。BTOで選択できる本体用バッテリーはこの2種類なので、ちょっと心もとない。最大4時間連続稼動が可能な8セルタイプのスペアバッテリーを追加購入できるが、このバッテリー、480グラムと重量級なのに加えて、本体に装着すると後ろに大きく飛び出す格好になるので、見た目もあまり良くない。使い方にもよるが、標準バッテリーか大容量バッテリーを2個使った方がスマートかもしれない。


スペアバッテリーを装着すると、本体の後方にバッテリーが大きくはみ出してしまう

 もう一点惜しいのは、液晶ディスプレイ。XGA(1024×768ピクセル)表示の12.1インチパネルを採用しているが、最大表示色はディザで1600万色なので、おそらく6万5536色だと思われる。この点に関してはモバイルノートではさほど問題ないのだが、見え方があまり良くないのである。左右方向にはそこそこ良いのだが、上下方向の視野角が案外狭く、パネル部の開き具合で見え方が変わってしまうのだ。また、バックライトがパネル下部に入っているらしく、画面の下付近が妙に明るい。見た目の質よりも安価であることを優先したためではないかと思われるが、今のノートパソコンの水準ではマイナス評価にならざるを得ない。

[高橋隆雄, ITmedia ]

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