> レビュー		2003年10月16日　12:28 PM 更新

無敵のデジ一眼入門機――キヤノン EOS Kiss Digital（3/3）

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EOS Kiss Digital：作例

　このページの画像はWeb掲載用に加工してあります。リンクをクリックすると、手を加えていないオリジナルの画像を表示できます（※β機種による撮影であることをご了承ください）。

・作例1「階段」（JPEGで撮影）

＜撮影データ＞使用レンズ：EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM、焦点距離：34ミリ、絞り優先AE（F22、1/8秒）、EV補正なし、ISO感度：400、WB：オート（オリジナル画像はこちら）

　リニューアルした二子玉川高島屋へ。間接照明で演出された階段を撮影してみた。雨天で光量が乏しく、ISO400に増感している。シャドー部に若干、粒状感が目立つ。アンダーな絵柄での照明のこぼれ具合はイメージ通りに再現された。ガラスやテラコッタのタイルも、望み通りの色合いだ。合格の廉価レンズである。

・作例2「空間」（JPEGで撮影）

＜撮影データ＞使用レンズ：EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM、焦点距離：18ミリ、絞り優先AE（F8、1/20秒）、EV補正なし、ISO感度：100、WB：オート（オリジナル画像はこちら）

　ISO100にこだわって露出を極力絞り込む。背景のショーウィンドウを含めたフロア全体にピントを行き渡らせたかった。ISO100が功を奏し、シャドー部に粒状感は認められない。最もワイドにしたが、四隅の絵も流れないし、何よりも中2階のフロアを囲う金網の目に注目したい。このパターンをリアルに再現できる解像力は立派である。100％表示でご確認いただきたい。

・作例3「クルマ」（JPEGで撮影）

＜撮影データ＞使用レンズ：EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM、焦点距離：18ミリ、シャッター優先AE（F11、0.3秒）、EV補正なし、ISO感度：200、WB：オート（オリジナル画像はこちら）

　ヒストグラムを見ればお分かりいただけるだろうが、そぼ降る雨の中での撮影のため、かなりアンダー気味のロケーションだ。しっとりとした雨滴を表現するべく、三脚を持ち出して低速シャッターを切った。シャドー部も沈ませ過ぎず、わずかな光源を上手に拾っている。色乗りも見事だ。価格を考えると、文句なしの実力を持つレンズだと断言する。

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[島津篤志（電塾会友）, ITmedia ]

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