> レビュー 2003年11月5日 03:00 PM 更新

フルモデルチェンジしたB5ノートの実力機――LaVie J LJ700/7E(3/3)


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正方形キーボードの採用でユーザビリティが向上

 スペック面以外の仕様変更の中で特徴的な部分が、キーボードだ。従来モデルのキーボードでは、半角/全角キーが左Altキーの隣に配置されていたり、Enterキー付近のキーがやや小さくなっているなどの問題点があったが、LJ700/7Eのキーボードでは、半角/全角キーが1キーの左側、と本来の位置に配置され、さらにEnterキー周辺のキーサイズも他のアルファベットキーと同じサイズになっている。

 また、数字キーの列とファンクションキーの列の間に隙間が設けられ、さらにファンクションキーも4つごとに隙間が設けられている。これはそれほど大きな変更には見えないかもしれないが、実際に使ってみると、数字キーとファンクションキーとの押し間違えが大幅に減るだけでなく、キーサイズがほぼ統一されたことで、タイピングも非常に軽快だ。


カナキーは正方形のキーが採用されている

 キーボードだけでなく、本体デザインも一新されている。シルバーを基調としながらもブラックをアクセントとしたデザインに変更され、従来モデルよりもスマートなイメージとなった。

 本体ボディにカーボン充填素材に両面厚膜メッキをほどこした素材を採用することで、高いボディ剛性を実現。また、本体後部のコネクタ部分にゴム製の蓋を採用することによって、プラスチック製のふたが採用されていた従来モデルと比較して、耐久性が向上している。さらに、ハードディスクとケースとの接点に衝撃吸収ラバーを配置して、ハードディスクに対する耐衝撃性も考慮されている。常に持ち歩くことの多いマシンとして、うれしい仕様と言える。

 そして、標準バッテリーで約4.5時間、別売りのセカンドバッテリーを本体底面に装着した状態では約10.5時間という長時間バッテリー駆動を実現。本体サイズは従来モデルと比較して若干大きくなり、本体重量も1.38kgとやや増えているが、それを補うだけの非常に高いモバイル性能が実現されている。

 LJ700/7Eは、大幅なスペック向上とユーザビリティの向上によって、薄型・軽量のB5ファイルサイズモバイルノートとしての魅力がより高まっている。モバイルノートでもスペック面で妥協したくない、高性能なノートを持ちたいという人にとって、まさに最適の製品と言ってよいだろう。

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[平澤寿康, ITmedia ]

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